激エモ!フィルムカメラで「フィルムっぽい」90年代風写真を撮る5つの方法
フィルムカメラを初めて買ったけど「フィルムっぽい写真が撮れない」と悩んでいませんか?
じつは、ポイントを押さえることでフィルムカメラっぽいローファイな写真を簡単に撮ることができるんです。
この記事では、どうしたらフィルムカメラっぽい、1980年代・1990年代っぽい写真が撮れるのか、その方法について解説します。
フィルムカメラで撮影するとき、ぜひ試してみてくださいね!
目次
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どこでも持ち歩ける相棒です。
フィルムっぽい写真を撮る5つの方法
それでは具体的に、どうしたらフィルムカメラっぽい写真を撮ることができるのか、方法を紹介します。
1.あえて薄暗いところで撮る
FUJIFILM NATURA CLASSICAで撮影(ストロボ不使用) 作例記事はこちら
フィルムカメラっぽいローファイな写真を撮るには。
まずは、薄暗いところで撮ってみるという方法があります。
現在のスマートフォンのカメラは、少し暗い場所でもきれいに写真を撮ることができますよね。
それに対して、フィルムカメラは暗いところでの撮影はあまり得意ではありません。
部屋の中や夜は、基本的にはストロボを使わないと撮影できないと思ってよいでしょう(三脚を使うなど他の方法もあります)。
薄暗いところで撮ると、このように写真の質感が少しざらざらした感じになります。
KONICA C35 EFで撮影(ストロボ不使用) 作例記事はこちら
カメラの機種にもよりますが、暗いところではストロボを使うことが前提の機種(スローシャッターが切れない機種)では、光の量が足りなくなるので、さらにローファイな感じの、フィルムカメラの時代には多かった感じのざらざらの写真になります。
「薄暗いところ」はこんな場所がおすすめ
FUJIFILM NATURA CLASSICAで撮影(ストロボ不使用) 作例記事はこちら
ただし。
「薄暗いところ」で撮るとフィルムっぽくなるといっても、暗すぎると、真っ暗でなにも写っていない、失敗した写真になってしまいます。
例としては、写ルンですでストロボを使わずに暗い場所で写真を撮ると、真っ暗になっていまいます。
完全に真っ暗ではなく、あくまでも「薄暗い」ところで撮るのがコツです。
具体的には
- 昼間の部屋の中(窓から光が入るとベスト)
- 夕方、完全に太陽が落ちる前
- 曇りや雨の日の日陰
- 飲食店の中
などがよいでしょう。
ストロボ(フラッシュ)を使った写真と一緒に撮るのもおすすめ
また、薄暗いところで撮影すると、画質が悪くなりすぎたり、手ブレしてしまったりしてなにが写っているかわからなくなる可能性も。
そこで、そういう場所で撮影するときは、カメラのストロボを使った写真と使わない写真を1枚ずつ撮影するのがおすすめです。
ストロボを使うと、薄暗い場所でもかっちりとした写真が撮れます。
いっぽう、ストロボを使わない写真は上で紹介したようなざらざらした感じの写真になります。
とくに友達など人を撮影するときは、両方を撮っておくと「写っていなかった!」ということにならないのでよいですね。
薄暗い場所での撮影に強いフィルムカメラ
薄暗い場所で、ストロボを使わないで撮影するのに強いフィルムカメラとしては、以下のようなものがあります。
Yashica Electroシリーズ
クラシカルな見た目のコンパクトのなかでも、暗い場所での撮影が得意なことで有名なのがYashica(ヤシカ)のエレクトロシリーズ。
電子部品を積極的に取り入れた初期のフィルムカメラで「ろうそくの光でも写る」というキャッチコピーでヒットしました。
ただし、古い機種なので整備済みのものを買うのがおすすめです。
CONTAX T2・T3などの高級コンパクトカメラ
CONTAX T2やCONTAX T3をはじめとする高級コンパクトカメラは、ストロボを内蔵している機種ですがストロボをオフにしての撮影も可能。
中古の価格は高価なので、保証のついたものがおすすめです。
FUJIFILM NATURAシリーズ
FUJIFILMのNATURAシリーズは、あえてストロボを使わないで撮影することをコンセプトに開発されたフィルムカメラ。
こちらも内蔵したストロボをオフにして、フィルムっぽい写真を撮ることが可能です。
富士フイルム NATURA CLASSICA(ナチュラクラシカ)は軽くて高性能なフィルムカメラ【旅×フィルムカメラ第1弾】
各種一眼レフカメラ
各種の一眼レフカメラは、基本的に暗い場所ではスローシャッター(長い間シャッターが開く)になります。
中古での価格も、上で紹介したようなコンパクトカメラより安いものも多いので、手頃にフィルムっぽい写真を撮ることができますよ。
初心者の方がこれから初めてフィルムの一眼レフカメラを選ぶなら、各部の操作がオートのものを選ぶのがおすすめ。
こちらの記事でおすすめ機種を紹介しています。
2.逆にストロボ(フラッシュ)を積極的に使ってみる
上では薄暗い場所で、あえてストロボを使わないで撮影することをおすすめしました。
ですが逆に「ストロボをどんどん使ってみる」ことでも、フィルムっぽい写真を撮ることができますよ。
ストロボの写真は「フィルムっぽい」
じつはフィルムカメラの時代、ストロボ(フラッシュ)を使った写真は当たり前、ありふれたものでした。
というより、普段持ち歩くようなフィルムカメラを手に持って、暗い場所で写真を撮るにはほかの方法がなかったのです。
なので「ストロボを使った普通の写真」に対して、ストロボを使わないで撮影した写真が新鮮だった時期もありました。
2000年代、いわゆるデジタル一眼カメラで撮った背景がボケた写真が流行しましたが、これも、ストロボを使わないで写真が撮れることが新しかったからでしょう。
でも2020年代のいまとなっては、スマホの写真はストロボ(フラッシュ)を使わないのが普通です。
そう、逆に、ストロボを使った写真の方が「フィルムっぽい写真」になってしまったのです。
ストロボを光らせると、このように被写体がくっきりと写った写真になります。
また強い光があたっているので色彩もとてもヴィヴィッドに。
1980年代や1990年代に撮られたような、とてもフィルムカメラっぽい写真を撮ることができますよ。
ストロボ(フラッシュ)のついたカメラを使ってみよう
2020年代、初心者の方が選ぶフィルムカメラ、とくにコンパクトカメラには多くの場合ストロボが内蔵されています。
また一眼レフカメラも、オートフォーカスのものにはストロボが内蔵されているものが多いです。
使い方は簡単。
ストロボのスイッチをONにして写真を撮るだけです。
機種によっては暗い場所では自動でストロボがONになるものもあります。
ストロボを内蔵していないフィルムカメラでも、カメラの上にあるアクセサリーシューにストロボを取り付けられます。
ただし外付けのストロボは初心者の方には少し使い方が難しい場合もあるので、失敗なくストロボを使うなら、最初は内蔵されたカメラを選ぶと安心です。
ストロボ(フラッシュ)の注意点
ストロボ(フラッシュ)を使うときは注意することがあります。
それが、ストロボを光らせてはいけない場所があるということ。
具体的には
- 美術館
- 博物館
- 動物園
- 水族館
- 劇場
- コンサート会場
- 自動車や電車の運転手さんがいる場所
などです。
美術館や博物館では、ストロボの強い光で展示品が痛むことが。
動物園や水族館では、動物や魚の目に悪い影響を与える可能性があります。
また劇場やコンサートでは、演出に悪い影響を与える可能性があります。
自動車や電車などに向けてストロボを光らせると、運転している方の目がくらんで危険です。
ほかにもストロボ(フラッシュ)を光らせてはいけないと書いてある場所では、ストロボを使わない(OFFにする)ようにしましょう。
ストロボをOFFにできないカメラもある
とくにコンパクトカメラなど、暗い場所でストロボが自動でONになってしまう機種では、ストロボを自分でOFFにできないものもあります。
そういった機種の場合、ストロボを光らせるのが禁止されているところでは写真を撮らないようにしましょう。
(ほとんどは暗い場所なので、仮にストロボを光らせないで撮っても真っ暗で写らない可能性が高いです)
ストロボを内蔵したおすすめフィルムカメラ
ストロボを内蔵したフィルムカメラは、1970年代中盤~とてもたくさん作られました。
各種コンパクトカメラは、その年代のものなら多くが内蔵しています。
こちらの記事でおすすめのコンパクトカメラについて解説しているのでぜひご覧ください。
また、フィルムカメラの一眼レフカメラも、1990年代以降の機種はほとんどがストロボを内蔵しています。
おすすめのフィルム一眼レフカメラについては、こちらの記事をご覧ください。
3.蛍光灯の下で撮ってみる
1980年代、1990年代のような「フィルムっぽい写真」を撮る方法のひとつ。
それが、蛍光灯の下で撮影してみるということです。
蛍光灯の下で撮ると、このように緑色っぽい写真になります。
これは、いまスマホのカメラやデジタルカメラで撮影してもそうならない、フィルムカメラならではの特徴のひとつです。
蛍光灯の下で撮ると緑色になる理由
蛍光灯の下でフィルムカメラで撮ると緑色になる理由。
それが、蛍光灯の光には、人間の目ではわからない緑色の成分が入っているためです。
蛍光灯の光は、人の目には白く見えますよね。
ところが、フィルムカメラのフィルム(じつはデジタルカメラのセンサーも)は緑色の成分をそのまま感じてしまうので、写真が緑色っぽくなってしまうのです。
これはフィルムカメラが使われていた当時「蛍光灯かぶり」として失敗のひとつとされていたのですが、いまではこれも、フィルムカメラっぽさの演出として使うことができるでしょう。
ちなみに、スマホやデジタルカメラで撮った画像では通常、自動で補正されるので緑色っぽくなることはありません。
LED電球では緑色にならない
ちなみに、LED電球が発する光の成分は蛍光灯とは異なるので、このように色が変わることはありません。
ストロボを使うと緑色にならない
また、ストロボを内蔵したフィルムカメラでストロボを光らせて撮影した場合には、ストロボの光のほうが蛍光灯の光よりもずっと強いので、写真が緑色になることはありません。
フィルムカメラならどのカメラでも発生
この「蛍光灯かぶり」は、フィルムカメラならどの機種でも発生します。
とくに機種を気にせず使える方法ですね。
4.日付を入れてみる
フィルムカメラっぽい写真として思い浮かぶもののひとつ。
それが「日付の入っている写真」です。
これも、日付を入れる機能があるフィルムカメラなら簡単に撮影できますよ!
フィルムカメラで日付を入れてみよう!
日付が入っている写真とは、たとえばこういう写真のことです。
スマホで撮った写真は、アプリで開くといつ撮影したか表示されますよね。
またデジタルカメラで撮影したデータも、ファイルにいつ撮影したか日付、時間が記録されています。
ですが、フィルムカメラの時代は、フィルムにはいつ撮影したか記録されないのが普通でした。
(注:フィルムの枠外にデータを記録する機能がある機種もありましたが、非常に少数でした)
これでは、その写真をいつ撮影したかわからなくなってしまいます。
そこで、写真の中に日付を、主にオレンジ色の文字で写し込む機能が発明されたのでした。
日付を入れるには
フィルムカメラで写真に日付を入れるのはとても簡単です。
1980年代以降の多くのフィルムカメラには、背面に日付を設定する液晶があります。
この液晶のスイッチを押して、日付が表示されている状態にするだけです。
(多くの機種では「–.–.–」のような表示のときはOFFで、数字が出ているとONになります)
↑日付がOFFの例(Nikon F80)
すると、写真の中にこのように日付が写し込まれます。
ほとんどのフィルムカメラでは、横の写真では右下に日付が入ります。
(縦の写真のときに位置が変わることはないので、右上か左下に縦に入ります)
「2019年までしか対応していない」問題
ただし、この日付を入れる機能には問題があります。
多くの機種が、2019年(または、もっと前の年)までしか対応していないということです。
年を設定するときに、2019年の次を設定しようとすると、1994年(またはもっと前の年)に戻ってループしてしまうのです。
これは当時、フィルムカメラがこんなに長く使われると思われておらず、限られた年数しか使えない仕様とされたため。
(日付を入れるコンピューターを製造するコストの問題もあったと思います)
これについては、年の部分が二桁で00~99まで(すべての年)入れられるものや、2049年まで対応、2039年まで対応など、いまの時点でも日付を問題なく入れられる機種が多くあります。
もし日付を入れたい場合は、そういった機種を選ぶのがおすすめです。
日付を入れるのにおすすめのフィルムカメラ
写真に日付を入れる機能は、1980年代半ば以降に発売したフィルムカメラなら、多くに搭載されています。
ただし、上に書いた「2019年までしか対応していない」問題が生じているものも多いので、購入時に確認するのがおすすめです。
00年~99年まで入れられるものとしては、2000年代~のCanon(キヤノン)の機種がおすすめ。
また他のメーカーでも2000年くらい~の機種は、ちょうど2000年問題があったこともあり、多くの機種がもっと後の年代まで対応しています。
詳しくはこちらのおすすめフィルムカメラ紹介記事をご覧ください。
5.あえて写りがあまりよくないレンズを選ぶ
最後に、フィルムカメラっぽいというよりも「1980年代~1990年代っぽい」写真を撮る方法があります。
それが、写りがあまりよくないレンズをあえて選ぶということです。
1980年代~1990年代によく使われていたのはズームレンズ
普通のズームレンズの例 EF 28-80mm F3.5-5.6 IV USM + Canon New EOS Kissで撮影 作例記事はこちら
これまで、古い中古フィルムカメラが好きな人の間で人気があるのは、主に写りがいい「単焦点レンズ」でした。
ですが、1980年代~1990年代にかけて、カメラ好き以外の普通の人がよく使っていたのは単焦点レンズではなく「ズームレンズ」だったのです。
ズームレンズは、広い範囲から狭い範囲までズームできる(その場で写る範囲を変えられる)レンズ。
写る範囲が変わって便利な代わりに、一般的に写りはそこまでよくないとされていました。
もちろん、ズームレンズにも写りがよいものはあります。
でも、家族や友達の写真を撮る、一般的な用途で多く使われていたのは、あまり値段が高くない、写りよりも便利さを重視したズームレンズでした。
ズームレンズなら昔の「普通の写真」を再現できる
普通のズームレンズの例 EF 28-80mm F3.5-5.6 IV USM + Canon New EOS Kissで撮影 作例記事はこちら
フィルムカメラっぽい写真を撮りたいなら、そんな普通のズームレンズを使うのがおすすめです。
そう、ズームレンズを使えば、1980年代~1990年代の「普通の写真」が再現できるのです。
この記事で紹介してきた「フィルムカメラっぽい写真」を撮る方法は、じつは、フィルムカメラが現役の時代にはありがちな失敗とされていたものでした。
でも。
そのありがちな失敗こそが、いまとなってはフィルムカメラならではの味わいになっているといっても間違いではないのではないでしょうか?
同じ意味で、そこまで写りがよくない普通のレンズを使うことで、かつてありがちだった写真をいまに蘇らせることができるのです。
ズームレンズのついたカメラ
ズームレンズで写真を撮りたい場合、手段は2つあります。
まず、ズームレンズのついたコンパクトカメラを選ぶこと。
とくに、1990年代以降に作られたオートフォーカスのコンパクトカメラを使うのが、いまでも動作するものが多くおすすめです。
レンズの周りに「35-70mm」のように数字がハイフンでつながれて表記されているものを選ぶと、ズームレンズのついたコンパクトカメラを選ぶことができます。
具体的には、こちらの記事でズームレンズのついたコンパクトカメラを紹介しています。
ぜひ併せてご覧ください。
また、一眼レフカメラでもズームレンズを使って撮影することができます。
一眼レフカメラは基本的にレンズが交換式。
なので、ズームレンズを一緒に買って取り付ければOKです。
こちらの記事で初心者の方におすすめのオートフォーカスの一眼レフカメラを紹介しています。
一緒に買うのがおすすめのズームレンズについても解説しているのでぜひご覧ください。
フィルムカメラっぽい写真が撮れるのは「カラーネガフィルム」
さて、この記事で解説してきたような「フィルムカメラっぽい」写真を撮るには、フィルム選びも大事です。
といっても心配はいりません。
お店でいちばんよく売っている「カラーネガフィルム」という種類をそのまま使えばOK。
カラーネガフィルムは、デジタルカメラが普及する前の時代、もっとも一般的に使われていた種類。
なので、カラーネガフィルムで撮るだけで1980~1990年代っぽい写真になるのです。
この記事で紹介している作例写真も、すべてカラーネガフィルムで撮られています。
おすすめのカラーネガフィルム
カラーネガフィルムを買うときは、日本の富士フイルムか、アメリカのKodak(コダック)の製品がおすすめ。
具体的には
この4種類から選べば問題ありません。
ぜひカラーネガフィルムで、フィルムっぽい写真を撮ってみてくださいね。
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もちろんフィルムカメラは「写りのいい写真」も撮れる!
さて、ここまで、フィルムカメラを使ってフィルムっぽい写真を撮る方法を解説してきました。
ですがもちろん、フィルムカメラの魅力は、フィルムっぽい=ローファイな写真だけではありません。
フィルムカメラで撮った写りのいい写真
たとえば、明るい場所で、ピントがばっちり合って、くっきりと写った写真。
暗い場所でも、手ブレをしないように気をつけて鮮明に作った写真を撮ることだってできますよ。
Canon New EOS Kissで撮影 作例記事はこちら
この記事で紹介したようなテクニックは、あくまでも中古フィルムカメラの魅力のひとつの側面を引き出すためのもの。
じつはそのほかにも、中古フィルムカメラには無限大の魅力があるのです。
「フィルムカメラっぽい写真」も「写りのいい写真」も両方撮りたいなら
フィルムカメラっぽい写真を撮りたい場合も、写りのいい写真を撮りたい場合も、大事なことがあります。
それが、カメラ本体やレンズの状態、動作に問題がないものを使うということです。
カメラ本体やレンズに問題があって、きちんとフィルムに光があたらなかったり、そもそもシャッターの動作に問題があったりしたら、フィルムカメラっぽい写真を撮るどころか、写真自体がまともに写りません。
中古のフィルムカメラを購入するときは、動作がチェックされて、保証のついたものを選ぶようにしましょう。
当店、中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラでも、さまざまな中古フィルムカメラを取り揃えています。
フィルムカメラを使ってみたいという方は、ぜひ当店公式Webサイトをご覧ください!
フィルムカメラ愛好家の方へ
この記事ではこれまでの当サイトの記事とは趣向を変えて、いま初めてフィルムカメラを使うユーザーの方向けに「フィルムカメラっぽい」とされている写真=ローファイな写真を撮るためのテクニックを紹介してきました。
もちろん、フィルムカメラの魅力は、露出やピントがきちんと合った、美しいトーンの出た写真でこそ伝わるものであるというのも意見のひとつかと思います。
ですが、かつて高音質を求めて磨き上げられたアナログレコードが、リアルタイムを知らない世代からはローファイなものとして新鮮に受け取られたように、フィルムカメラというものの立ち位置もすでに変化しつつあるのだと感じています。
この記事は2022年に書かれたものですが、2022年に20歳の方は2002年生まれ。
ということは、生まれたときすでに、両親が持っていたカメラがデジタルカメラだった可能性さえあるのです。
(このあたりの世代感覚の違いが、2010年くらいまでのフィルムカメラブームとの大きな違いだと認識しています)
フィルムカメラ、フィルム自体に触ったことがない世代にとってのフィルムカメラとは。
フィルムカメラを後の世代に伝えていくには、そのことを意識することが必要なのだと考えています。
かつて、白黒写真がカラー写真に比べて新しいものだと感じられて、文化が好きな人の間でリバイバルしたように。
当サイトでは、古くて新しいものとしてのフィルムカメラの魅力を、広い世代に伝えていくことができたらと思います。
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