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初心者におすすめの35mmフィルムカメラ5選!!さぁレトロな世界へ飛び込もう!

猫とコンパクトフィルムカメラ

こんにちは、フィルムカメラとオールドレンズと猫と娘に溺れているカメラマン、雨樹一期です。

今回は初心者向け、おすすめフィルムカメラ5選になります。35mmフィルムカメラに絞ってチョイスしています。

「ん?35mmフィルムカメラ?」
「フィルムって何?そもそもあまり知らないんだけど」って方は以下の2っの記事をご覧ください。

出来る限り簡潔にフィルムのいろはをまとめています。

 

おすすめのフィルムカメラを使えばどんな写真が撮れるの?

フィルムカメラが初めて販売されてから、100年以上。
歴史もあって、様々なブランドから販売されてきたので、機種もたーーくさんあります。

それぞれに個性があって、描写もガラッと変わります。そして価格もピンキリ。
どれが好みか、価格や重さ、お気軽にはじめたいか、本格的にはじめたいか、予算の関係でも、購入候補になるカメラは変わってきます。

まずは、ざざーーと撮れる写真をご紹介。

 

神レンズ

フィルムカメラってボヤボヤの写真と思ってる方も多いのでは?
そんなことはありません。カメラやレンズによっては、こんなキレイな写真が撮れます。

フィルムと観覧車

もちろん、フィルムカメラならではのエモい写真も撮れます。

エクターH35

ピントの甘い、だけどどこか懐かしい写真も撮れます。

LOMO LC-Aとシャボン玉

鮮やかでドリーミーな写真だって撮れます。

フィルムカメラってどれも個性があって魅力的。僕自身も「1位はこれや!」とはなかなか選べません。
それぞれに良さがあるんですね。

不思議ですけど、フィルムカメラには血が通っているんじゃないかって思えるくらい、愛着が湧くんですよね。
優秀すぎないというか、不完全だからこそかわいく思えるのかもしれません。

ということで、
フィルムカメラを気軽にはじめたい方や、
本格的にはじめたい方。
初心者に限らず2台目を探されている方にも、
きっと多くの方に満足して頂ける内容になっているかと思います。

紹介するフィルムカメラはどれを選んでもきっと損はないと。どれを購入しても楽しんで頂けるはずです。

もしも、まだフィルムカメラを買うつもりはないけど、ちょっと興味があるって方は、まずは下記のコラムをご覧下さい!
そして、やる気になってまたここに戻ってきて下さい。

 

さて。前置きが長くなりましたが、おすすめのフィルムカメラを5機種紹介します!

それぞれスペックも載せていきますが、僕自身も初心者の頃は読んでも意味不明でした。
分からなければすっ飛ばしても大丈夫です。

ぶっちゃけ、「どの描写が好きか!」だけで選んでもいいです。外観だけで決めてもいいと思います。

それくらい気軽に行きましょう!

 

 

お気軽・お手軽・安価にはじめることができるフィルムカメラ

Kodak EKTAR H35(N)

Kodak EKTAR H35(N)

まずは、コダックのエクターH35Nです。クラシック感があって見た目もかわいいでしょ。
お気軽にはじめたい方におすすめ!というのも、価格も1万円ほどで購入可能です。
カラーバリエーションもめっちゃ豊富なのもおすすめのポイントです。

描写で考えると、後に紹介するカメラと比べるとかなり落ちますが、利点もあります。

ハーフカメラ

ハーフカメラなので、72枚の撮影が可能(一般的なフィルムカメラは36枚)。
いつも鞄に入れておけるサイズだし、めちゃめちゃ軽いです。

写ルンです!と同じように、ただただシャッターを押して、フィルムをギリギリ巻き送るだけ。

お手軽お気軽カメラです。

フィルムカメラとゴースト

逆光で撮影すると光のシャワーが降り注ぎます。描写はさらに甘くなるんですけどね。

今回撮影に使ったのは「Kodak EKTAR H35N」ですが、これは「H35」の後継機種です。
三脚穴やバルブ撮影が可能となりました。
初心者の方にはこれまたなんのこっちゃ分からないかもしれませんが、暗い場所でも撮影が可能になった感じですね。

スターフィルター

「スターフィルター」が内蔵されていて、光と撮ると光の線が走ります。
切り替えが可能なので、フィルターなしでも撮ることが可能。こういう遊び心はいいですよね。

フィルムカメラで撮るカフェ

H35Nは、レンズがプラスチックからガラスに変更されてクリアーになりました。
まー、正直「クリアー??」って感じはありますが。

H35の方が安いし、見た目もパステル調のカラーでかわいいです。
H35Nの方が2,000円〜3,000円ほど価格は高くなります。それでも、いくつか機能が追加された「H35N」の方がよりおすすめかなって感じです。

アメガール

なんてことのない日常も、どこか物語ちっくに。
そんなフィルムカメラの魅力をお手軽に感じていただけます。

太郎公園

正直なところ、これ一台では物足りなさはあるかもしれません。
でも、まーとりあえず。まずはここからスタートしてみるのもオススメ!

すでにフィルムカメラ持っている方なら、お気軽サブカメラにするのも一つですね。

 


簡単なスペックですが、レンズの焦点距離は22mm。広角に、広く撮れます。

シャッタースピードは1/100固定なので、手ブレにはやや注意は必要ですね。

絞りはF8の固定。いわゆるパンフォーカスといって、全体にピントが合います。
背景をボカして撮ることは出来ません。

最短撮影距離も1.5mとなっています。それより手前にピントは合いません。

もちろん、「写ルンです」とは違って、フィルムは入れ替えて繰り返し何度も撮影が可能です。

ちなみにこの撮影の後、「Kodak EKTAR H35N」は娘にプレゼントしました。

友人の息子さんが小学生になるので家族撮影を頼まれたのですが、その際にフィルム入れて渡したら、30分ほどで使い切ってました。

いやー、72枚撮れるんやけどー。

でも、いい感じで昭和レトロな家族写真がたくさん撮れていました。

 

【スペック】

フィルムフォーマット:35mm (ハーフフレーム)
フィルム搬送:手動巻き上げおよび巻き戻し
光学レンズ :22mm
絞り:F8
シャッタースピード:1/100、バルブシャッター
最短撮影距離:1.5m
フラッシュ:内蔵
フィルター:内蔵スターフィルター
電源:単4アルカリ電池x1
外形寸法:110(W) ×62(H) × 39 (D) mm
重量:110(g)
素材:ABS/アルミニウム

 

OLYMPUS Trip35

OLYMPUS TRIP35外観

続いては、サンライズカメラさんも入門機としてもオススメしている、オリンパスのトリップ35です。
価格的にも状態にもよりますが、20,000円〜と割とリーズナブルに始めることができます。

初心者におすすめの理由は、下記の奮闘記も合わせてご覧いただければ、よりその魅力も伝わるかなと思います。

OLYMPUS Trip35で撮る日常

わーステキ。って自分で撮っておきながらこんな感想もどうかと思いますが 笑。

言ってしまえば、ただ道を撮っているだけなんですけどね。
出来上がりが「想像よりステキやん」ってことがあるんですよね。
フィルムカメラで撮ったあるある、です。

ま、逆もあるんですけどね。

「OLYMPUS Trip35」については、撮った写真が全部想像の斜め上って感じでした。

 

上記で紹介した「Kodak EKTAR H35N」と違って、操作が一つ増えます。
それは目測でのピント合わせ。

人のマークで距離を選びます。1人が1m、2人が1.5m、3人が3m、山のマークは∞となります。
ファインダーを覗いても、ピントが合っているか確認は出来ません。
目測になるので、その点は注意が必要ですね。

1mの距離感をある程度掴んでおく必要はあります。

最短の撮影距離が、約1m。それより手前にピントを合わせることは出来ません。
コスモスだとこれくらいの距離感になりますね。

山のマークに合わせるとこんな感じ。感覚的には3mより先には全体的にピントが合っているかなと。

日常をどこか物語ちっくにしてくれるのが魅力ですね。
フィルム特有のざらっと感もありつつ、クリアーな描写です。

絞りはF2.8~F22。撮影条件によってカメラ側が選びます。
手動で決めることも可能なのですが、シャッタースピードが1/30に固定されます。

初心者の方にはまたまた「なんのこっちゃ?」って思われるかもしれませんが、基本的には「A(オート)」に合わせて撮影すれば問題ありません。
今回の撮影でも全て「A」にしています。

露出はカメラ任せで、人や山のマークでピントを合わせれば、あとはシャッターを押すだけです。

重さは410g。適度なずっしり感はありますが、コンパクトなので普段から持ち歩いていただけますね。
散歩するのが楽しくなります。

最短距離が1mと書きましたが、カメラのレンズの前にクローズアップフィルターを付ければググッと寄って撮影することも可能です。

わざわざクローズアップフィルターを購入しなくても、100円均一で虫眼鏡を買ってきて、それをレンズにピタッと付けて撮ってもいいと思います。

この接写方法はよりピント合わせが難しくなり、ボケボケ写真ばかりになる可能性もありますが、一応1m以内にもピントを合わせることができます。

ただ押すだけのカメラよりも「ピント合わせ」という面白味を感じていただけます。
フィルムカメラを気軽に楽しみたい!という、初心者の方におすすめしたいです。

注意点は、露出がオートなのは楽ちんなのですが、暗い場所になるとファインダーに赤ベロが出てきて、シャッターが下りなくなることがあります。

露出が足りないということですね。
ようは『真っ暗な写真になるし撮りません』と、カメラが勝手に判断します。

室内で撮る時に赤ベロ出てきて煩わしく感じられるかもしれません。
いろんなシーンで撮りたいなら、感度(ISO)400のフィルムの使用をオススメです。

 

【スペック】

フィルムフォーマット:35mm
フィルム搬送:手動巻き上げおよび巻き戻し
光学レンズ :40mm
絞り:F2.8~F22・A(オート)
シャッタースピード:絞りオート時(1/30秒・1/250秒) / 絞り手動時(1/30秒)
最短撮影距離:1m
重量:410(g)

 

 

個性的なエモい描写が魅力!初心者にもおすすめのフィルムカメラ

 

LOMO LC-A(+)

子猫入りの写真ですいません。しかも愛機過ぎて、革も張替えています。
子供が3歳の時に描いた絵をわざわざ海外で革にプリントしました。

実機は黒の革になりますが、いま手元にはなくってこの写真に。
限定で紺色や白なども販売されています。

とてもコンパクトです。重さも約250gと軽量。

価格は新品で4万円前後、中古相場で1〜2万円となります。

絵本のような描写が魅力ですね。
この絶妙な緩さにどハマりして、個人的にはおすすめ1位。僕の愛機です。

LOMO LC-Aはトイカメラブームで脚光を浴びてヒット。生産終了していたのですが、LOMO LC-A+として再販されました。

トイカメラ人気に乗っかったカメラではあるけど、厳密に言うとトイカメラには分類されないコンパクトフィルムカメラです。
まー、そこらへんは使う側からするとどっちゃでもいいので 笑、早速作例をご紹介!

どーですか、これ!?
フィルムの良さをギューーっと詰め込んだ一枚ではないでしょうか?
僕にとっては、自画自賛写真が最もたくさん生まれたカメラです。

ピント合わせは「OLYMPUS Trip35」と同じく目測でピントを合わせる必要があります。
カメラ横にレバーが付いていて、それぞれ80cm・1.5m・3m・♾️と表記されています。

「OLYMPUS Trip35」よりも20cm寄って撮ることができるので、ニャンコもこのサイズで撮影出来ます。

菜の花と小学校。エモすぎませんか?

行ったことがない場所だけどどこか懐かしい気持ちになりませんか?

これがLOMO LC-Aの大きな魅力です。

フィルム全盛期にとにかく撮りまくりました。

露出がオートなので、ピントを合わせて撮るだけなので、初心者にもオススメです。。

シャッタースピードが1/500〜無制限。
「OLYMPUS Trip35」は明るさが足りないと赤ベロが出てきてシャッターが下りないことがありますが、LOMO LC-Aにはそんな欠点はありません。

 

露出の安定感はほどほどで、まれに狂って明るくなり過ぎたり、暗くなることもあります。

でもでも、それが逆に良かったり。ほんと、天邪鬼なカメラです。

コントラストも強く、色のノリもよくって、ベタっと油絵みたいな描写。

全幅の信頼をおけない、オート露出ではありますが、リバーサルフィルムでの撮影も可能です。
ネガで撮るよりもシャープさも出てきますね。

LOMO LC-Aの世界

写真の四隅が暗くなる(トンネル効果)も合間って描写は緩め。だけど決して芯がないという訳でもなく。
ジャストにピントを合わせるとしっかりとシャープさも出てきます。

フィルムの多重露光

また、LOMO LC-A+では多重露光も可能です。フィルムの同じ場所に写真を撮り重ねるテクニックですが、幻想的な一枚を撮ることもできます。
遊び心もあって、アートな一面もあります。

LOMO LC-Wideで撮る観覧車

LOMO LC-A+の広角レンズを搭載したバージョン、LOMO LC-Wideも販売されています。
広角感はこれまた魅力ではありますが、まずはLOMO LC-A+からの購入がおすすめですね。

日本メーカーのカメラと比べると耐久力がないというか、やや壊れやすいのはマイナス点ですね。
それに関しては僕が毎日持ち歩くからというのもありますけどね。

それでも、やっぱり僕は初心者の方におすすめしたフィルムカメラです。

 

【スペック】

フィルムフォーマット:35mm
フィルム搬送:手動巻き上げおよび巻き戻し
光学レンズ :32mm
絞り:F2.8~F16
シャッタースピード:1/500無制限
最短撮影距離:80cm
重量:250(g)

 

 

本格的にはじめたい!初心者向けのフィルム一眼レフ

 

PENTAX SP(ペンタックス)

PENTAX SP

ここからは本格的にはじめたい方にオススメ。レンズ交換も可能なフィルム一眼レフになります。

「PENTAX SP」の中古価格は3万円前後。ですが、レンズ付きでこの価格です。
いまやデジタル一眼レフもどんどん高くなって、初心者向けでも10万円以上しますからね。
そう考えると高くはないかもしれません。

ピントは目測ではありません。ファインダーを覗いてしっかりピントを合わせると、上記で紹介してきたフィルムカメラよりもシャープです。

デジタル一眼にしてもスマホにしても、オートフォーカスに慣れているので、このピント合わせって一手間かかりますが、それが醍醐味です。
自分で撮った一枚!という気持ちが強くなります。

ペンタックスSPと観覧車

もちろんフィルムらしさもしっかりあります。
撮影してみるとやっぱりデジタルとは全く違うなと感じていただけるかと思います。

海とフィルム

鮮やかさについては、LOMO LC-Aのように色がこってる乗ってくる感じというより、優しい色合いですね。

撮影に使用したレンズ「PENTAX Super Takumar 55mm F1.8」はオールドレンズとしても有名。
世の中にたくさん出回っていて、安価でゲット可能です。

程度によりけりですが、レンズが変色していることもあり赤や黄色が強調されることもあります。

他にもオールドレンズで僕が好きな「Helios-44-2 58mm F2」も使えます。
以下にオールドレンズとフィルムカメラで撮った作例を掲載しているので、「PENTAX SP」が気になる方はチェックしてみてくださいね。

フィルムで撮る外猫

僕の持っているのがやや変色しているので、どうせならってことで、ロモグラフィーの変わり種系のフィルムをよく使います(「LomoChrome Color ’92 Sun-kissed 35mm ISO 400」使用)。
カメラやレンズとの相性良いなーと感じてからは、「PENTAX SP」を使う時はほぼそれ系フィルムばかり使っています。

Z世代が普段からどんな遊びをしているのかは、正直良く分かってないですが(笑)、そこにフィルムカメラを合わせてあげると、より楽しくなるんじゃないかなーと感じます。

てことで、早速大阪のコリアンタウンに「PENTAX SP」を連れ出してみました。
おじさん一人で行って自撮りする訳にもいかないので、娘も一緒です(笑)。

スマホで撮ってインスタにあげている写真とは全く印象が違いますよね。
まー、当然フィルムカメラなので、その場で投稿することは出来ませんが。

それもまたありではないでしょうか?タイムスリップしたみたいで。だめ?

spで撮る世界

重さは本体だけで約630g。+レンズの重さが加わるので、800gは超えてきますね。
普段はスマホだけという方からすると、やや重たい。

それなりにかさばるので、カバンも大きくなっちゃいますね。

タクマーレンズのゴースト

そんなマイナス点はもちろんありますが、コンパクトカメラにはない面白さもあります。
ファインダーを覗きながら、レンズのピントリングを回して、ピントを合わせていくのはとても楽しいです。

被写体とじっくりと向き合う感覚はフィルムカメラ一眼レフならではのもの。

虹色のゴーストも魅力ですよね。

「PENTAX SP」はお手軽に、本格的にはじめたい方にオススメですね(どっちやねん)。

 

【スペック】

フィルムフォーマット:35mm一眼レフ
フィルム搬送:手動巻き上げおよび巻き戻し
シャッタースピード:B、1秒〜1/1000秒
マウント:M42
重量:630(g)

 

OLYMPUS OM-1(オリンパス)

OLYMPUS OM-1の魅力
最後はオリンパスから。外観もかわいく、軽量で女性にも使いやすいフィルム一眼レフです。

本体の重さは約510g。レンズを付けると700gを超えるので、軽量とは言え1日首にぶら下げておくと肩が凝ります。
見た目もスタイリッシュなので、そこはもうアクセサリー感覚で身につけちゃってください 笑。

G.Zuiko AUTO S 50mm F1.4と子供

鮮やかさもあって、シャープ。
しっかりと撮りたいという方なら、「PENTAX SP」よりも「OLYMPUS OM-1」がおすすめかなと(個人的感想です)。

G.Zuiko AUTO S 50mm F1.4

価格はレンズ付きで3万〜5万円と、これまでに紹介してきたカメラからするとやや割高。

撮影に使ったレンズは「G.Zuiko AUTO S 50mm F1.4」
絞り開放F1.4のボケ味が素晴らしく、きっとどハマりしてしまいます。

交わる電車

オールドレンズとして、ミラーレス一眼でも使用した作例も載せていますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

モノクロフィルム メリーゴーランド
僕は他にもフィルム一眼レフを持っていますが、割と「OLYMPUS OM-1」の出番があります。
モノクロなど、いろんなフィルムでも撮っていました。

あまり深くは考えていませんが、なんとなくやっぱりお気に入りのフィルムカメラなんだなと。

おすすめフィルムカメラ

とにかく、本格的にはじめたい方にとってはまず間違いないフィルム一眼ですね。

フィルムで撮る桜

フィルムカメラ+おすすめ+初心者などを検索して、いろんな作例を見て「Canonのフィルム一眼レフ」もいいなーと、迷われている方もいるかもしれません。
「作例的にはどちらもいい!」となると、最終的には重さで決めるのも一つ。

あとはシャッター音で決めるのもありです。
僕的には「OLYMPUS OM-1」の軽快なシャッター音が一番好きです。
だからご紹介した、という点と。

もう一つ、「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」という神レンズが使える点です。

オリンパスの神レンズ

90mmと中望遠レンズになるので、普段使いには少し向きませんが、「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」は僕がこれまでに使ってきた数多くのレンズの中で一番!と思えるレンズです。

フィルムニャンコ

まるで中判レンズで撮ったかのような圧倒的な描写力で、現像から戻ってきた写真を見て感動したのを覚えています。
猫ちゃんの毛並みもやばいです。ほんとにフィルム?って感じ。

 

神レンズで撮るコスモス

フィルムの一眼レフを購入すると、レンズを交換できるというは大きなポイントですよね。

レンズを変えるだけでも描写が変わるので、それがまた面白くてレンズ沼になります。

フィルムカメラで撮るニクキュー

「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」はマクロレンズなので、被写体を大きく撮影することができます。

OLYMPUS以外にも主要メーカーとなると、他にもCANONやNikonもあります。
なので、ご紹介するのを「CANON AE-1」と迷いましたが、OM-1の方が軽量だし、OLYMPUSなら神レンズの「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」が使えるのでこちらをご紹介しました。

Nikonはなんとなく若い方向けではないのと、レンズのAiとAi-Sなど少しややこしいので外しました。
頑丈さでいうとNikonはオススメですけどね。

マクロレンズとフィルムカメラ

 

【スペック】

フィルムフォーマット:35mm一眼レフ
フィルム搬送:手動巻き上げおよび巻き戻し
シャッタースピード:B、1秒〜1/1000秒
マウント:オリンパスOMマウント
重量:510(g)

 

まとめ

初心者の方にとって、安価で気軽にはじめることができるコンパクトカメラから、本格的なフィルム一眼レフまでご紹介いたしました。

はじめの一台にどれがいい!とは一概に言えませんが、ゆくゆくはフィルム一眼レフをメインとして使いつつ、サブカメラとしてコンパクトなフィルムカメラを持っておくのが一番おすすめ。

コンパクトなカメラはいつもカバンに入れておいて、散歩するときや買い物行くとき、通勤の時に撮影もできます。
この意識がカメラの上達に必須で、自然とステキを探すアンテナを育てていくことができます。

お休みの日や旅行にはしっかりとフィルム一眼を持ち出していけば、きっとフィルムカメラの世界にどっぷりと浸っていただけるかと思います。

 

著者紹介: 雨樹 一期(Ichigo Amaki)

オールドレンズ・フィルムカメラ沼のペットライフフォトグラファー。
稲垣吾郎さんのラジオ番組や川田裕美さんのテレビ番組に出演。ねこのきもちの取材撮影など。
その他、カメラ教室の講師・個人レッスンも行っています。
基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

オフィシャルサイト : 雨樹一期写真事務所
HP制作会社 : AQUA VISION
blog : フィルム寫眞手帖

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