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初心者のためのおすすめ中古ミラーレス一眼カメラ5選 オールドレンズを楽しもう!

ミラーレス一眼カメラ

いま人気のミラーレス一眼カメラ。
もし、これから中古で購入する場合には、どんな機種がおすすめなのでしょうか?

「きれいな写真が撮りたい!」
「人の心を動かす写真が撮りたい!」

そんな願いを実現することができるミラーレス一眼カメラ

小型で操作が簡単。
しかもレンズを交換することができる。

さらに、「オールドレンズ」と呼ばれる昔のレンズを使って写真を撮ることまで可能。

フィルムカメラの時代のオールドレンズを使うことで、レトロで味のある、美しい写真が撮れるかも!
写ルンですなどのフィルムカメラに魅せられたあなたにもオールドレンズはおすすめです。

今回は、フィルムカメラ・デジタルカメラの双方を扱う中古カメラ専門店、サンライズカメラのスタッフが、オールドレンズを楽しむ視点からおすすめのカメラの選び方を解説します。

オールドレンズだけでなく現代のレンズを使うときにも参考になる内容なので、ぜひお役立てください!

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!

オールドレンズを楽しむのにも最適!
写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
1.SONY α7 IV ILCE-7M4K
2024年もやっぱりこれはおすすめ!SONYのミラーレス一眼カメラの王道!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
2.Nikon Z fc
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FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
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ミラーレス一眼カメラにおすすめのマウントアダプター

また、ミラーレス一眼カメラをより味わうならオールドレンズがおすすめ!
ぜひマウントアダプターで世界中の銘レンズを使ってみませんか?

[sonyb]

【2018年版】中古ミラーレス一眼カメラの選び方

それでは早速、ミラーレス一眼カメラを選ぶときに、どんなところを意識したらよいのかポイントを徹底解説します!

ミラーレス一眼カメラを中古で探すなら?

ミラーレス一眼カメラ

これからデジタルカメラを購入するときにおすすめの選択肢のひとつ。
それがミラーレス一眼カメラです。

なかでも、これからミラーレス一眼カメラを選ぶなら、中古の商品を選ぶことでより手軽に高性能なカメラを楽しむことが可能です。

ミラーレス一眼カメラが登場したのは2008年のこと。
それから数多くの機種が生まれ、さらに技術的にも成熟してきたので、中古でも十分に高性能の機種を手に入れることができますよ。

ミラーレス一眼カメラとは

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラとはどんなカメラなのか、簡単に解説します。

ミラーレス一眼カメラとは「レンズが交換できる」「内部にミラー(鏡)がない」デジタルカメラのこと。

そう、「ミラーレス一眼カメラ」と「一眼レフカメラ」の違いは【鏡の有無】なのです。

SONY α7
ミラーレス一眼カメラ:鏡がない

ミノルタα7
一眼レフカメラ:鏡がある

一眼レフカメラは、カメラのボディ内部にミラー(鏡)が入っていて、ファインダーへ光を導く構造。
シャッターを切ったときにだけ、ミラーが跳ね上がって、フィルムやイメージセンサーへ光が届くようになっています。

ミラーレス一眼カメラの登場

フィルムカメラの時代は、デジタルカメラのように液晶画面を見ながら撮影することができなかったので、「レンズを通った光」(実際に撮影するときと同じ光)を見るには、一眼レフがベストな方式でした。

ところが、デジタルカメラでは、撮影するときと同じ内容を液晶画面にリアルタイムで映し出すことが可能です。

そこで考えられたのが、レンズ交換式カメラでも「光学ファインダーは不要なのではないか」ということ。

2008年に登場したミラーレス一眼カメラは、2009年のオリンパスPEN E-P1で普及し始めました。

E-P1
オリンパスPEN E-P1

コンパクトデジタルカメラや携帯電話では液晶を見て撮影するのは普通のこと。
そこで、レンズ交換ができるカメラでも、液晶を見て撮影する方式を採用したというわけです。

ミラーレス一眼カメラはそもそも、「一眼レフカメラからミラーを省く」という設計思想で生まれたものでした。
「ミラーレス」という名称も、一眼レフカメラからミラーを省いたことに由来しています。

さらに、ミラーレス一眼カメラは、液晶を使ったファインダー「EVF」に進化。
いまでは、一眼レフのようなファインダーで「実際に撮れる写真」そのままの画を見ながら撮影することができるようになりました。

(※EVFという方式はそれ以前から存在していましたが、プロの使用にも耐えうるEVFは、ミラーレス一眼カメラがなければ登場しなかったでしょう)

ミラーレス一眼カメラのメリット

ミラーレス一眼カメラが普及したのは、メリットが多いためです。

具体的には……

小型・軽量

小型軽量

ミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラに比べ、ミラーが入っていないので構造がシンプル。

そのため、同じセンサーの大きさのカメラでも、一眼レフカメラよりもミラーレス一眼カメラのほうが小さいのがふつうです。

シャッターを切ったときのショックが小さい

一眼レフカメラはシャッターを切ったときに内部でミラーが上下に動くので、どうしてもショックが生じてしまいます。

いっぽう、ミラーレス一眼カメラにはそもそもそのような機構がないので、シャッターを切ったときにショックが少なく、手ブレする可能性が少なくなっています

オールドレンズを使うのに向いている

オールドレンズに向いている

ぜひおすすめしたいミラーレス一眼カメラの使い方があります。
それが、「オールドレンズ」と呼ばれる、フィルムカメラ時代のレンズを使って撮影すること。

おすすめオールドレンズ

オールドレンズでは、現代のレンズでは味わえないレトロさや、情感あふれる描写を楽しむことが可能。
ミラーレス一眼カメラは、そんなオールドレンズととても相性がよいカメラなのです。

ミラーレス一眼カメラとオールドレンズ

その理由が、ミラーレス一眼カメラは「フランジバック」が短いこと。
フランジバックとは、レンズマウントの前面から、イメージセンサーまでの距離のこと。

ミラーレス一眼カメラは一眼レフカメラに比べ、ミラーがないためフランジバックがずっと短い構造になっています。

フランジバックが短ければ短いほど、「マウントアダプター」を介して取り付けられるレンズの種類が増えるのです。

ミラーレス一眼カメラはフランジバックが短い

デジタル一眼レフカメラはフランジバックが長い

フィルムカメラ専門店サンライズカメラがミラーレス一眼をおすすめする理由

当店サンライズカメラは、じつはフィルムカメラ専門店を名乗るお店。

それなのに、ミラーレス一眼カメラというデジタルカメラをおすすめするのは、この、オールドレンズが楽しめるという特徴があるからにほかなりません。

オールドレンズは、現代のレンズにひけをとらない高性能レンズから、独特な描写の珍しいレンズまでよりどりみどり。
現代のレンズにはない描写も楽しめます。

ヘリオス44作例

ヘリオス44作例
ロシア製オールドレンズ・Helios-44で撮影

フィルムの時代の味わいを、現代のデジタルのボディで引き出すことができる。
フィルムカメラの歴史に残る名設計者のレンズ、古き良き職人の仕上げが感じられるレンズ。

そう、オールドレンズを使うことは、カメラと写真の歴史、息遣いを追体験することでもあります。

オールドレンズを使うことで、写真の楽しみの幅がぐっと広がる。
スタッフの筆者も普段からオールドレンズで撮影していますが、最新レンズでは味わえない描写に、毎日息を呑んでいます。

オールドレンズをデジタルカメラで楽しむなら、ミラーレス一眼カメラがおすすめ。
オールドレンズについて詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

初心者におすすめのオールドレンズ17選 マウントアダプターで楽しむ中古レンズのススメ

ミラーレスカメラとオールドレンズの使い方 取り付けと本体の設定方法徹底解説

マウントアダプターの種類と選び方まとめ ミラーレス一眼に合うマウントアダプターを買うには?

ミラーレス一眼カメラを中古で購入するのをおすすめする理由

小型軽量で使いやすく、さまざまなオールドレンズも楽しめるミラーレス一眼カメラ。

この記事では中古のおすすめ機種を紹介していますが、でも、なぜ中古がよいのか、気になった方もいるのではないでしょうか。

単に値段が安いというだけではない、ミラーレス一眼カメラを中古で購入するメリットを解説します。

1.中古でも十分な性能になって久しい

α7

新しくミラーレス一眼を買うのは、もちろん「よい写真が撮りたい!」からだと思います。

よい写真を撮るためには、カメラとレンズ、それぞれの性能が大切。
その点ミラーレス一眼カメラは、中古でも十分以上の高性能と美しい画質を兼ね備えています

じつは2012〜2013年くらいを境に、ミラーレス一眼カメラの性能はぐっとアップしています
その年代の機種なら、性能自体は中古でも最新機種に見劣りしないのです。

例えば、この記事でもっともおすすめしている、SONY α7シリーズから、ベーシックな機種の性能を比較すると……

発売年

機種名 α7 α7II α7III
発売年 2013年 2014年 2018年
画素数 有効2430万画素 有効2430万画素 有効2420万画素
センサー CMOS CMOS 裏面照射CMOS
最高感度 ISO25600(標準)
ISO51200(拡張)
ISO25600 ISO51200(標準)
ISO204800(拡張)
連射速度 5コマ/秒 5コマ/秒 10コマ/秒
最高シャッター速度 1/8000秒 1/8000秒 1/8000秒
ファインダー(EVF) 236万画素有機ELパネル 236万画素有機ELパネル 236万画素有機ELパネル
液晶画面 約92万画素 約123万画素 約92万画素
タッチパネル なし なし あり
中古相場 約7万円 約9万円 約20万円

このようにベースモデル同士で比較すると、撮影に大きく影響するスペックについては、初代α7もひけをとりません

画素数もファインダーも同等。
実際に撮影する上では、液晶のタッチパネルはなくても問題ありません。

もちろん、2018年に登場した最新機種のα7IIIは裏面照射型COMSセンサー、感度の向上など魅力的スペックを備えていますが、中古相場もかなり上がります。

このように比較すると、中古のα7は、いまとてもお買い得な選択肢であることがわかります。
リーズナブルにボディを手に入れることで、そのぶん、さまざまなレンズを手に入れることもできますよ!

2.ミラーレス一眼カメラの市場が成熟している

ミラーレス

ミラーレス一眼カメラの普及がはじまったのは、2009年の初代オリンパス・ペンがきっかけ。
そしていまでは、レンズ交換式のデジタルカメラを初めて購入するときに、一眼レフカメラではなくミラーレス一眼カメラを選ぶのも普通になっています

これは、ミラーレス一眼カメラという形式のカメラが成熟し、市場も成熟していることの証。

中古市場でも豊富な選択肢から選ぶことができますし、また、ミラーレス一眼カメラの人気は、次に解説するリセールバリューの高さにもつながっています。

3.中古で買い、また売れば出費はわずか

さて、最後に中古をおすすめする理由。

それがリセールバリューの高さです。

カメラは中古で購入した場合、その瞬間に価値が「約3割」は下がるといわれています。
10万円のカメラなら7万円。
20万円のカメラなら14万円ぶんの価値しかなくなってしまうということなのです。

自動車や家の価値が、新品で買った瞬間に一気に下がるのと同じ、と考えるとわかりやすいかもしれません。

そう考えると、カメラボディを購入するときは、状態の良い中古を選ぶのが賢い方法であるといえないでしょうか。
買い換えるときも、もともと中古で購入していれば、購入時と近い価格で売却できる可能性があるのです。

リーズナブルな機種を買うときも、新しい機種を買うときも。
保証の付いた、状態の良い中古を選んで、より写真を楽しみませんか?

ミラーレス一眼カメラの種類

さて、それでは中古のミラーレス一眼カメラを買うなら、どんな種類のものがおすすめなのでしょうか?

ミラーレス一眼カメラの種類は、主にイメージセンサーの大きさと、レンズマウントで決まります。
これからミラーレス一眼カメラを買うときに重視したいのがセンサーサイズ

このようにセンサーの大きさが機種により異なり、使えるオールドレンズも変わってきます。

センサーサイズ比較

フルサイズのミラーレス一眼カメラ

SONY α7

まず、イメージセンサーの大きさが「フルサイズ」のミラーレス一眼カメラ。

フルサイズとは、フィルムカメラ時代の35mmフィルムの画面サイズ、36x24mmと同じイメージセンサーをもつカメラのことです。

フルサイズはイメージセンサーのなかでも大きな部類のもののため、画質はとても良好。

1800万画素、2400万画素などといった画素数が同じでも、イメージセンサーがもっと小さいカメラよりも高画質のキレのある写真を撮ることが可能です。

また「オールドレンズ」を楽しむなら、フルサイズのミラーレス一眼カメラがおすすめ

センサーの大きさが35mmフィルムカメラと同じなため、フィルムカメラ時代のレンズの描写をそのまま味わうことができますよ。

最近では初期の機種が中古で安価になってきており、いっぽうで性能的には不足がないので、非常におすすめできる選択肢だといえます。

SONY αシリーズ(Eマウント)

SONY α7

35mmフルサイズのミラーレス一眼カメラは、2018年現在、SONYのαシリーズが唯一の選択肢
レンズマウントは「Eマウント」となります。

APS-Cサイズのミラーレス一眼カメラ

X-T1

APS-Cサイズは、フルサイズよりもひとまわり小さいイメージセンサーを持ったカメラ。
約23.4×16.7mm前後となりますが、メーカーにより微妙な差があります。

APS-Cサイズという規格はもともと一眼レフカメラにも存在しており、センサーが小さいと製造が容易なので、フルサイズよりも安価な製品が多いです。

センサーが小さいと、同じレンズを付けた場合でも、相対的に「望遠レンズ」として使うことができるようになります。
逆に、広角レンズを付けると標準レンズになってしまいます。

ある程度オールドレンズを楽しむのにも向いているため、手軽に中古でミラーレス一眼カメラを楽しむならおすすめの選択肢だといえるでしょう。

APS-Cサイズのカメラにはいくつかのメーカーの製品があり、それぞれレンズマウントが異なるので注意しましょう。

SONY αシリーズ

NEX-5N

フルサイズのミラーレス一眼カメラでも紹介したSONY αシリーズには、APSサイズのカメラもあります。
マウントは同じEマウントです。

Fujifilm Xシリーズ

Fujifilm X-T1

富士フイルムのミラーレス一眼カメラ。
クラシカルな外観が魅力です。
マウントはXマウント。

Canon EOS-Mシリーズ

デジタル一眼レフカメラで有名なキヤノン EOSシリーズのミラーレス版
今後の発展がとても期待できるシリーズです。

マイクロフォーサーズ

Panasonic LUMIX GX7

マイクロフォーサーズとは、オリンパスとパナソニックが中心となって策定されたミラーレス一眼カメラの規格。

他の規格が、縦横比3:2であるのに対して、こちらは縦横比4:3であることが名称の由来です。

そもそも、ミラーレス一眼カメラの元祖となったものこそ、このマイクロフォーサーズ。
マイクロフォーサーズが成功したからこそ、この記事で紹介する他の各社も、ミラーレス一眼カメラを作るようになったのでした。

画面サイズはAPS-Cサイズよりさらに小さい約17.3x13mm。
35mmフィルムカメラ用のレンズを取り付けると焦点距離が2倍、すなわち50mmレンズが100mmとなります。

OLYMPUS PENシリーズ

OLYMPUS PEN E-P5

オリンパスのフィルムカメラ、PEN(ペン)シリーズを意識したおしゃれなデザインが魅力。
おしゃれなミラーレスカメラが中古で欲しいならぜひおすすめのシリーズです。

OLYMPUS OM-Dシリーズ

OM-D E-M5

オリンパスのフィルム一眼レフカメラ、OMシリーズを意識した、こちらもおしゃれなカメラ。
EVF(電子ビューファインダー)を内蔵していることが特徴です。

実力派の撮影を楽しむならぜひおすすめしたいシリーズ。

Panasonic LUMIX Gシリーズ

Panasonic LUMIX GX7

パナソニックのマイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラです。

性能面では動画撮影に強いことが特色となります。

その他の小型フォーマットのミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラでメジャーなフォーマットは、上記の「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」。
ですが、より小さなイメージセンサーを持ったミラーレス一眼カメラも存在します。

小型軽量なのが魅力ですが、オールドレンズを楽しむ場合には、上で紹介したような、もう少し大きなセンサーを持ったカメラを選ぶほうがおすすめです。

Nikon 1 シリーズ

ニコンのミラーレス一眼カメラ。
ニコン1(ワン)シリーズは、マイクロフォーサーズよりも小さい、13.2×8.8mmのイメージセンサーを持ったミラーレス一眼カメラです。

シンプルモダンなボディデザインには、たしかにニコンのエッセンスが詰まっています。

PENTAX Qシリーズ

PENTAX Q7

ペンタックスのミラーレス一眼カメラ。

機種により異なりますが、約6.2×4.6mmの1/2.3型、もしくは約7.6×5.7mmの1/1.7型のセンサーを採用。
ミラーレス一眼カメラ界のマスコット的存在です。

Dマウントのシネレンズを使うのに適したミラーレス一眼カメラです。

シネレンズで楽しむオールドレンズ ディープな映画用中古レンズの世界

中古でミラーレス一眼カメラを選ぶときにぜひチェックしたい機能

さて、センサーサイズやマウントのほかにも、ミラーレス一眼カメラを中古で選ぶときに有無をチェックしたい機能があります。

撮影時の便利さにも関係するので、自分に必要な機能かチェックしておくのがおすすめです。

フルサイズかAPSサイズがベスト

Eマウント
フルサイズのイメージセンサー

これからミラーレス一眼カメラを中古で購入するなら、「フルサイズ」か「APS-Cサイズ」のイメージセンサーのカメラがおすすめ

理由は、この2つの規格が、ミラーレス一眼カメラのなかでもとくに幅広く使えるもののため。
選択肢が多く、交換レンズもよりどりみどり。

センサーが大きいため、より精密かつ美しい写真を撮ることができますよ。

もちろん、オールドレンズを使うのにも、この2つの規格が最適です
オールドレンズの性能を引き出すには、イメージセンサーの大きさが「フィルムカメラの画面サイズと近い」ことが必須。
フルサイズのカメラは35mmフィルムカメラと同一サイズですし、APS-Cサイズでも、35mmフィルムカメラ用レンズの「味」を十分に引き出すことができるでしょう。

センサーサイズごとのおすすめオールドレンズについて解説している、以下の記事も併せてご覧ください。

初心者におすすめのオールドレンズ17選 マウントアダプターで楽しむ中古レンズのススメ

マイクロフォーサーズにも独自の楽しみが

OM-D E-M5

いっぽう、APS-Cサイズよりもさらに小さいイメージセンサーを搭載した「マイクロフォーサーズ」のカメラにも独自の利点があります。

まず、カメラ本体やレンズが小型軽量で使いやすいということ。
「女性をターゲットにしたオリンパス」や「動画に強いパナソニック」など、それぞれに個性豊かです。

オールドレンズを使うことを考えた場合、かつて16mm映画に使われた「Cマウントレンズ」(シネレンズ)は、マイクロフォーサーズでしか楽しめないもの。
マイクロフォーサーズは、フルサイズやAPS-Cサイズとはまた違った楽しみがあるミラーレス一眼カメラなのです。

EVF内蔵機種がおすすめ!

こちらもチェックしたいのが、「EVFを内蔵しているか」ということ。

ミラーレス一眼カメラには、背面の液晶を見ながら撮影するものと、ファインダーが内蔵されているものがあります。

SONY α7
EVFを内蔵した機種

NEX-5N
液晶のみの機種

ミラーレス一眼カメラのファインダーは、EVF(Electric View Finder)というもの。
EVFを日本語に翻訳すると「電子ビューファインダー」
すなわち、「一眼レフカメラのようなファインダー」を「電子的」に実現したものです。

いわゆる「一眼レフカメラ」は、プリズムやミラー(鏡)といった光学部品を使ったファインダーを内蔵しています(光学ファインダー)。
光学ファインダーには、レンズを通った光をそのまま眼で見ることができるという利点がありますが、構造が複雑になってしまう欠点がありました。

いっぽうEVFは、撮影用のイメージセンサーを使ってファインダーを表示しています。
そのため、シンプルな構造かつ、カメラを小型化することを実現できるのです。

EVFの利点

EVFには大きな利点があります

それが「実際に撮影するのと同じ画像を見ることができる」ということ。
「絞り」や「シャッタースピード」といった設定を自分で変えたときも、撮った写真が「明るくなるか」「暗くなるか」一目瞭然なのです。

これは一眼レフカメラでは原理的に不可能なこと。

オールドレンズを使う場合も、「絞りリング」を回すだけで、実際にどんな写真になるか見ながら撮影することができますよ。

本格的な撮影をしたいなら、EVFを内蔵したミラーレス一眼カメラがおすすめです!

Wifi内蔵

ミラーレス一眼カメラを中古で買うときにチェックしたい便利機能。

それがWifiです。
撮影したらパソコンなしでスマホに取り込むことができるので、すぐにSNSにアップすることが可能。

α7のwifi転送画面
Wifiを使って、すぐに写真を転送できる(画像はSONY α7のもの)

2013年くらいの機種からWifiが内蔵されることが増えていて、いまならWifi内蔵機種も中古で手頃な値段になっています。

Wifiが内蔵されていない機種を選んだ場合には、Wifiを内蔵したSDカードも販売されているので、お気に入りのカメラにWifiがなかったときには活用してみましょう。

「Wifi内蔵」をうたった紛らわしい商品に注意

オークションやフリマアプリでミラーレス一眼カメラを買うときに注意したいのが、Wifi機能を本当に内蔵しているのかということ。

出品された商品の中には、上記の「Wifiが内蔵されたSDカード」をセットにすることで、型落ちの性能が低いミラーレス一眼カメラを「Wifi内蔵」として出品する紛らわしい行為が横行しています。

中古を探すときには、ほんとうにカメラ本体にWifiを内蔵しているのか、しっかり見極めるようにしましょう。

ベストなのは信頼できる中古カメラ専門店で購入すること。
オークションやフリマアプリと違い、中古カメラ店なら保証をつけてもらうこともできますよ。

年式は2012〜2013年以降のものがおすすめ

さて最後に、ミラーレス一眼を中古で買う場合、製造されてからどれくらい経ったものなら、性能面で満足できるのでしょうか?

結論からいえば、おすすめなのは2012〜2013年以降に製造されたものとなります。

2012〜2013年、デジタルカメラの世界では、技術的に大きなブレークするーがありました。

それが「画素数の増加」と「高感度の実用化」です。

画素数についてですが、2012年、デジタル一眼レフの「ニコンD800」が約3630万画素という超高画素を実現。
それが契機となり、ミラーレス一眼カメラでも、それくらいの年代を境に画素数が増えるようになりました。

また高感度についても、それくらいの年代に大きな変化がありました。
「ISO」で表されるカメラの感度。
それ以前はISO3200くらいでかなりノイズが目立つ印象がありました。
それが、2012〜2013年くらいを境に高感度のセンサーを搭載したカメラが増加。
ISO6400くらいでもノイズが目立たず実用的になり、ノイズを度外視すればISO12800やISO25600といった超高感度も使用可能です。

感度

いっぽう、2009年や2010年といった初期のミラーレス一眼(初代オリンパス ペンE-P1など)は高感度にあまり強くありません。
昼間は問題ないですが、夜の使用は少し不便に感じるかもしれません。

おすすめのミラーレス一眼カメラ5選

さて、それではここから、中古で買うなら具体的にはどんなミラーレス一眼カメラがおすすめなのか見ていきましょう。

本格派の撮影から、気軽なスナップや友達との旅行や家族写真まで幅広く使えるミラーレス一眼。
セットのレンズでの撮影だけでなく、フィルムカメラ時代のオールドレンズを豊富に取り揃えている当店ならではの目線で紹介します!

1.SONY α7

SONY α7

センサー フルサイズ
マウント SONY Eマウント
ファインダー EVF内蔵
Wifi 内蔵
発売年 2013年
中古相場 7万円前後

まず、これからミラーレス一眼カメラを中古で買うときにもっともおすすめのカメラ。

それがSONY α7(初代)です。

現在も非常に人気のフルサイズミラーレス一眼カメラ、SONYのα7シリーズ。
α7IIやα7IIIといった後継機が出ていますが、性能面ではいまでもまだまだ現役。

最新機種に伍して、フルサイズならではの画質を楽しむことができますよ。

一度は使ってみたいフルサイズのカメラ。
撮影したデータを画面でひと目見れば、その表現力と質感に心奪われること間違いありません。

もちろんボディにはEVFを内蔵。
液晶画面でもファインダーでも撮影できるので、しっかりとカメラを持って、より本格派の撮影も楽しめます。

SONY α7

フルサイズのカメラだから、35mmフィルムカメラ用の中古レンズが使い放題。
マウントアダプターを介して、オールドレンズを使うのにもっともおすすめの機種です。

日本製の一眼レフ用レンズや、ドイツ製の舶来高級レンズ。
ロシア製のディープなレンズ。

どのレンズも、このα7なら実力を最大限引き出すことが可能。

オールドレンズは、ひとつひとつ「味わい」が大きく違うもの。
このα7を手に入れたら、いろいろなレンズを使ってみたくなること間違いないでしょう。

初代のα7は中古相場もこなれてきたので、お手軽にフルサイズのミラーレス一眼カメラを始めることができますよ!

ミラーレス一眼カメラをこれから中古で手に入れるなら、間違いなくイチオシの機種です。

[sonyb]

α7で使ってみたいオールドレンズ

どんなオールドレンズも似合うα7。

これからオールドレンズに入門するなら、種類の豊富さから、M42マウントと、ライカLマウントがとくにおすすめだといえるでしょう。

ぜひ以下の記事もオールドレンズ選びの参考にしてみてくださいね。

オールドレンズの代表!M42マウントおすすめ中古レンズ10選

入門におすすめのライカレンズ10選 初心者の最初の1本に最適なL39・Mマウントレンズとは?

α7シリーズにおすすめのマウントアダプター

初めてマウントアダプターを買うなら、レンズの種類が豊富なM42マウントやL39マウントがおすすめです。

2.Fujifilm X-T1

Fujifilm X-T1

センサー APS-C
マウント 富士フイルム Xマウント
ファインダー EVF内蔵
Wifi 内蔵
発売年 2014年
中古相場 4万5千円前後

富士フイルムが販売しているミラーレス一眼カメラ、Xシリーズ

なかでもこれから中古で手に入れるならおすすめなのが、このX-T1
現在では後継機種のX-T2も登場していますが、性能面ではこちらもまだまだ現役。

X-T1をおすすめするポイントは、なんといってもその操作性。
ボディ上面についたシャッター速度ダイヤルは、フィルムカメラ時代の操作系を受け継いだもの。
伝統の操作感は非常に使いやすいですよ。

もちろん、オールドレンズをつけたときにも相性は抜群
APS-Cサイズなので焦点距離は約1.5倍になりますが、十分にオールドレンズの描写が楽しめます。

この機種もEVFを内蔵。
どんな撮影シーンでも不足はありません。

クラシカルな見た目の富士フイルムX-T1を中古で手に入れて、ミラーレス一眼カメラを始めてみませんか?

[less]

Fuji Xシリーズで使ってみたいオールドレンズ

X-T1をはじめとするFuji Xシリーズもさまざまなオールドレンズが似合う機種ですが、こちらもM42マウントがとくにおすすめです。

その理由は、富士フイルムは昔、M42マウントのカメラを作っていたため。

最初の1本に、オールドレンズの「フジノン」はいかが?

オールドレンズの代表!M42マウントおすすめ中古レンズ10選

3.SONY NEX-7

NEX-7

センサー APS-C
マウント SONY Eマウント
ファインダー EVF内蔵
Wifi なし
発売年 2012年
中古相場 2万5000円前後

SONYのミラーレス一眼カメラを手頃な値段で中古で探すなら。

2012年発売のNEX-7もおすすめです。

こちらはα7と違い、センサーサイズはAPS-Cサイズ
そのためオールドレンズを装着すると、実質の焦点距離は少し長く(望遠に)なりますが、その分、ポートレート撮影に向いているということもできるでしょう。

大きなポイントは、EVFを内蔵していること。

NEX-7

SONYの同年代のミラーレス一眼カメラにはEVFがない(外付け)ものが多いなか、このNEX-7はボディにファインダーを内蔵しているので、撮影の幅が広がります。

液晶で気軽に撮影するもよし、ファインダーを覗いてしっかり撮影するもよし。

APS-Cサイズの「焦点距離が長くなる」特性を活かして、ファインダーを覗いて望遠レンズでの撮影も楽しめます。

α7が登場する前は、この機種はSONYのミラーレス一眼のフラッグシップ。
それだけに、真面目なつくりが好印象のカメラだといえるでしょう。

[sonyb]

NEX-7におすすめのオールドレンズ

小型の薄型ボディのNEXシリーズ。

オールドレンズを味わうなら、こちらもコンパクトな国産Lマウントレンズはいかが?

1950年代の日本製名レンズなら、個性的な味わいが楽しめます。

銘玉揃い!ライカ L39マウント 国産おすすめ中古レンズ11選

4.OLYMPUS OM-Dシリーズ

OM-D E-M5
E-M5(2012年)

センサー マイクロフォーサーズ
マウント マイクロフォーサーズマウント
ファインダー EVF内蔵
Wifi 内蔵
発売年 2012年〜
中古相場 5万円前後

小型軽量な機種がほしいなら。
そして、見た目がスタイリッシュで可愛い機種がほしいなら。

おすすめなのがオリンパスのミラーレス一眼カメラです。

オリンパスの機種のなかでも上位機種にあたるのが、OM-Dシリーズ
かつての一眼レフカメラ、オリンパスOM-1をモデルにしたデザインが魅力です。

OLYMPUS(オリンパス)OM-1/可愛さ・精悍さ・思想が同居した名一眼レフ

機能面では、EVF(電子ビューファインダー)を内蔵。
液晶でもファインダーでも撮影できるので、多くの撮影シーンに対応できますよ。
センサーが小さいマイクロフォーサーズ規格のため、焦点距離が2倍(50mmレンズなら100mmに)なるため、35mmフィルムカメラ用のオールドレンズを楽しむには少し不向き。

OM-D E-M5

でもその代わり、かつての映画用16mmカメラに使われていたレンズ(Cマウントレンズ)の取り付けが可能。
マイクロフォーサーズはマニアックなオールドレンズが使えるミラーレス一眼カメラでもあるのです。

OM-Dシリーズにはいくつかの機種がありますが、2012年の初代OM-DであるE-M5も、性能面ではまだまだ現役。
Wifi内蔵機種がよい場合には、2014年のE-M10もおすすめです。

ぜひ、小さく持ち運びに便利、そして可愛い高性能カメラを中古で手に入れてみませんか?

[less]

OM-Dで使ってみたいオールドレンズ

オリンパスのOM-Dにオールドレンズを取り付けるなら、同じオリンパス製のレンズはいかが?

フィルム時代のOMシリーズのレンズなら、見た目の相性もぴったり。
ハーフサイズカメラのオリンパス・ペンFシリーズ用のレンズも、焦点距離が短いので、センサーが小さいOM-Dに向いています。

小型軽量!オリンパスOMマウントのおすすめ Zuiko 中古レンズ10選

また、16mm用Cマウントシネレンズももちろんおすすめです。

シネレンズで楽しむオールドレンズ ディープな映画用中古レンズの世界

5.SONY NEX-5シリーズ

NEX-5N
NEX-5N

センサー APS-C
マウント SONY Eマウント
ファインダー なし(液晶のみ)、外付けEVF(FDA-EV1S)装着可能
Wifi NEX-5R以降内蔵
発売年 2010〜2013年
中古相場 1万〜2万円前後

手軽に、安価に中古のAPS-Cサイズのミラーレス一眼カメラが欲しいなら。

SONYのNEX-5シリーズは中古価格の安さがうれしい選択肢。
操作性もよく小型軽量。

今回紹介する中古機種の中で唯一EVFを搭載していませんが、外付けアクセサリーで追加が可能です。

NEX-5N

APS-Cサイズのセンサーなので、アダプターを介してオールドレンズも楽しめます。

NEX-5シリーズは以下の4機種。

・初代NEX-5(2010年)
・NEX-5N(2011年)
・NEX-5R(2012年)
・NEX-5T(2013年)

初代とNEX-5Nは1万円台前半で購入可能。
いっぽうNEX-5RとNEX-5Tは1万円台後半で、中古価格はほとんど変わりません。

値段がさほど変わらないので、もし買うなら年式の新しい機種を選ぶのがおすすめです。

NEX-5で使ってみたいオールドレンズ

手頃な値段のNEX-5。

もしオールドレンズも手頃な値段で探しているなら、ロシア製を選ぶのはどうでしょうか?

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2012〜2013年くらい以降の機種なら実用性も十分。
マウントアダプターを使ったオールドレンズでの撮影も、思う存分楽しめます。

性能も画質も、そしてレンズの味を楽しむ使い心地も楽しめるミラーレス一眼カメラ。

紹介したおすすめ機種を参考に、あなたにぴったりのカメラを見つけてみませんか?

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著者紹介: サンライズカメラ

サンライズカメラは、いまでは数少なくなってしまった「フィルムカメラ専門店」の使命として、フィルムカメラに関する情報を公開し続けています。 「こんな記事が読みたい」というご要望がありましたら、お気軽にFacebook、Twitter、お問い合わせフォームなどからご連絡ください。カメラ愛好家のみなさん、これからフィルムを始めたいみなさんとお話できることを楽しみに待っています。

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