ぐるぐるボケで新しい表現を!Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2(作例あり)【オールドレンズ探訪記】
この世に数えきれないほどの種類が存在するオールドレンズの中から、サンライズカメラがおすすめできるレンズを1本1本紹介していく、「オールドレンズ探訪記」と第したコーナー。
今回はMinolta(ミノルタ)のオールドレンズ、SUPER ROKKOR 5cm F2+ミラーレス一眼カメラで撮影した作例をご紹介します。
L39マウント(ライカマウント)のレンジファインダーカメラ用レンズですね。
これまでに数々のオールドレンズを使ってきた雨樹一期さんと、まだまだ初心者な私いくたで、一緒に様々なオールドレンズで作例を撮影しご紹介するこのシリーズ。
なかなか出かけれらない今のご時世だからこそ、改めてじっくり試してみたいレンズを見つける手助けになれば嬉しいです^^
【オールドレンズ探訪記 前回の記事はこちら】
【オールドレンズ探訪記】Nikon(ニコン) Ai Nikkor 35mm F1.4Sでじっくり撮ろう(作例・撮影Tipsあり)
目次
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2について
- Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2の作例紹介
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- オールドレンズ撮影Tips!ぐるぐるボケを入れてみよう
- Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2で作例撮影した感想
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2 簡単な解説
- Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2の作例 まとめ
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2について
まずは、今回作例を撮影したMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2がどんなオールドレンズなのか紹介です。
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2とは
今回ご紹介するのは、MINOLTA (ミノルタ) SUPER ROKKOR 5cm F2です。
オールドレンズの中でも、やはりライカレンズをはじめ魅力的な名玉が多いL39マウントやMマウントのレンズは絶大な人気を誇るのではないでしょうか?
このMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2も、そんなL39マウントのオールドレンズです。
ミラーレス一眼カメラのSONY(ソニー)α7Rに装着すると、かなり不恰好に思うのは私だけでしょうか・・・。(笑)
でも、この銀筒の見た目がとても可愛らしく、目盛りのフォントも超レトロ!
手のひらの中で握って隠せるほど小さいんです。
ライカレンズのレジェンド「ズミクロン」のコピーともいわれているMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2。
個人的にはライカレンズはまだ試したことがなく、そう言われてもパっとしなかったのですが、前回同じくミノルタのロッコールレンズである、MINOLTA M-ROKKOR 90mm F4で作例を撮影したのがとてもよかったので、わりと期待値があがった状態で撮影しました。
いや〜結果的にもう、ぞっこんな一本でした!
今回使用したマウントアダプターについて
マウントアダプターは、K&F ConceptさんのL39マウント→SONY Eマウント用のものを使用して作例を撮影しました。
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2の作例紹介
それでは早速、Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2をミラーレス一眼カメラに取り付けて撮影した作例の紹介です。
夕日の下での作例
オールドレンズにぴったりな夕日のもとで作例を撮ってきました!
カメラバックにいつの間にか便乗していた紅葉くん。早速ボケ感に「おっこれは!」と高揚したのを覚えてます。
おしゃれなカフェテーブルを逆光で映してみると、一気に頭角を表してきました。背景は砂利を敷き詰めたような地面ですが、光が当たってとても綺麗なボケ感。なんとも味がある。
色の出方も独特で、茶黄色っぽい、現代レンズにはない渋みがあります。
周辺露光もぐんと落ちて、ただなんてことない景色を撮るだけでもドラマチックになります。
逆光でフレアが出るとこんな感じ
フレアは壮大に。逆光耐性がないというのは、イコールえもい写真が撮れるということです。
この時期のススキはいつも良い被写体になってくれます。透明感があって、逆光で光を当てるとキラキラしてとっても綺麗なんですよね。
ぐるぐるボケがすごい!
今度は露出をアンダーにして、違った雰囲気に。
ミラーレス一眼カメラなら、画面で確認しながら思ったイメージに仕上げることが簡単なので、初心者の私でもとても扱いやすいです!
赤と黄の高揚の間に。
以前、撮影Tipsでもご紹介した「あえてぼかす」をやってみると、ぐるぐるボケがとっても良い感じに・・!
ピントを合わせた部分のカリッと感と、周辺のボケ感が、良いギャップです。
この作例写真、色味がいいですね〜
あえてぼかしてみると、中心が白っぽく浮き出ているみたいで面白い!
浮き出るような描写
ボートが絵に描いたように鮮明に描写されています。青空の映った湖面も素敵。
順光と逆光でまた雰囲気がガラッと変わるので面白いですね!
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
オールドレンズ撮影Tips!ぐるぐるボケを入れてみよう
雨樹さんの記事のTipsと被ってしまいますが、Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2もかなり特徴的なぐるぐるボケが出るレンズなので、ここで触れさせていただきたい思います。
ぐるぐるボケというのは↓の作例のようなボケのこと。
ぐるぐるボケを発生させるために一番簡単な方法は、「逆光」で「木漏れ陽」を背景にすることです。
(念の為、大前提を言えば、ぐるぐるボケの出やすいレンズで撮影することが条件です!)
もちろん他の条件でも、ぐるぐるボケがわかりやすく出る「玉ボケ」は発生しますが、迷ったら周りにある木々を背景にしてみてください。
また、開放(F値の数字を小さく)で撮影した方が、ボケはわかりやすくなります。逆にボケが行きすぎたなぁと思うときは、少し絞ってあがれば玉ボケの玉の形がくっきりとした輪郭になっていきます。
(↑上の作例写真は開放で撮影、↓下の作例写真は絞って撮影。)
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2で作例撮影した感想
ルックス・ボケ感・性能・色味・・・オールグッドでした!
中古のオールドレンズらしいレンズの個性をたっぷり楽しめるMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2。
古さを感じない高性能な描写力にも圧巻です。
価格もお手頃な感じなので、みなさんもぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?^^
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
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Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2 簡単な解説
ここからは、中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラ スタッフが今回作例を撮影したレンズ、Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2について簡単に解説します。
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2
マウント | L39マウント(ライカマウント) |
メーカー | 千代田光学(ミノルタ) |
今回作例を撮影したMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2は、千代田光学(のちのミノルタ)のレンジファインダーカメラ、Minolta 35シリーズ用の標準レンズ。
Minolta 35にはいくつかの型がありますが、35 II型の時期に相当するようです。
いくたさんの解説にもあったように、ライツ(ライカ)のズミクロンのデッドコピーともいわれているレンズですが、それがなかなか、今回のぐるぐるボケのように特徴的な描写に仕上がっています。
Minolta 35自体、ライカマウントのレンジファインダーカメラとしてはどちらかといえば精密・高級であるよりも大衆的な製品。
どうしても、製品自体の立ち位置から来る限界というものはあったのでしょう。
さて、Minolta 35用のオールドレンズとしては、ほかにもいわゆる「梅鉢レンズ」SUPER ROKKOR 4.5cm F2.8と、同レンズとほぼ同じ構成のまま5cmとしたSUPER ROKKOR 5cm F2.8も有名。
当サイトではこちらの記事でSUPER ROKKOR 4.5cm F2.8についても作例を紹介しています。
[オールドレンズ探訪記] MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8を使って寄せ集めた個性を楽しもう(作例・撮影Tipsあり)
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2を中古で買うなら
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2をはじめ、Minolta 35シリーズ用の標準レンズは、こういったL39マウントの中古レンズとしてはかなりお手頃な中古価格です。
旧ソ連製の中古レンズを除けば、L39マウントとしてはもっとも価格が安い部類だといえるでしょう。
もしL39マウントのオールドレンズのバリエーションを増やしたいのなら、真っ先に手に入れても損はしない製品といえるかもしれません。
経年相応な中古も多いですが、撮影に支障がないくらいの状態のものも普通に中古で並んでいる印象です。
今回使用したミラーレス一眼カメラについて
今回の作例は、SONY α7Rにマウントアダプターを取り付けて撮影しました。
Minolta 35シリーズのレンズは沈胴ではないのでマウントアダプターでの撮影時も安心ですね。
今回使用したα7Rは、フルサイズのローパスレス機かつ中古価格が安めなのが魅力。
その他にもおすすめのミラーレス一眼カメラとしては――
Minolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2の作例 まとめ
独特な写りが楽しめるMinolta 35シリーズ用のオールドレンズ。
なかでもMinolta(ミノルタ)SUPER ROKKOR 5cm F2は適度な開放F値の明るさと、特徴的な描写を兼ね備えた狙い目レンズです。
中古価格も買いやすい部類なので、ぜひあなたのラインナップに加えてみませんか?
オールドレンズ探訪記 次の記事はこちら
次回はCanon(キヤノン)のレンジファインダーカメラ用沈胴レンズ、SERENAR 5cm F3.5+ミラーレス一眼カメラで撮影した作例をご紹介します。
ぜひご覧ください!
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
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