《ゴローのフィルムカメラ奮闘記 5話》 「露出」 誰でもわかる説明に挑戦 (続・使い方4つのポイント)
こんにちは、ゴローです^^
新入社員であるわたくしゴローが、はじめてのフィルムカメラ体験を記事にしております。
ゴローのプロフィールはこちらをご覧ください。
さて、いざ撮影!とはやる気持ちをおさえ、
その前に基礎的なことを学ばなければ、という所で、
前回では「一眼とは」「ピントとは」「Nikon New FM2に一番適している被写体はなにか」などなど、
基礎的な事を座学いたしました。
前回の記事はこちら
そして、こちら第5話では、
「絞りとシャッター速度」について勉強したことを報告していきます。
その勉強の成果ですが、一言であらわすと、、
冒頭にあるファインダーの画像、これが今回の勉強の成果です!
なんのこっちゃと、いきなり意味不明な展開ですいません。
今回勉強してきたことを集約すると、
このファインダーを勉強した、ということでまとめられるのです。
実はこの画像ですが、エクセルで私が作ったオブジェクト図形です。
(仕事中には作っていません。ちょっとだけしか。)
良く出来てますよね。完璧すぎてほれぼれします(*^^)v
「250」という数字の部分のくぼみとか、忠実に再現しちゃいました。
うれしくて思わず文頭に持ってきちゃいました!
リアルのファインダーの画像をスマホのカメラで撮影して掲載するつもりでしたが、
全然うまくいかず。。。
経理マンの七つ道具であるエクセルを使うという、
楽な道を選んでしまった次第です。
で、なぜファインダーが今回勉強したことの集約になるかというのは、
また最後に触れたいと思います。
さてあらためて、今回勉強してきたことは「絞りとシャッター速度」についてです。
デジタルカメラでも一眼レフは使ったことがないため、
言葉は聞いたことがありましたが、意味はまったく理解していません。
というわけで、あらためて当店の記事で勉強です。
フィルムカメラを使いこなすためにもっとも重要なことは、
「フィルムカメラの使い方で重要なのが、自分で絞りとシャッター速度を設定して、露出を決めること」
と定義しています。
この「露出」が撮影にはとても大切な要素のようです。そして
「露出とは : フィルムにどれだけの量の光をあてるのか、ということ。」
ということ。
なるほど、だから絞りとシャッター速度が重要なんですね。
シャッターを切ると、レンズに付いている「絞り羽根」が開き、光を取り込みます。
その絞り羽根は、絞りの設定により、開閉の「大きさ」が変わります。
・光が十分にある時は、羽根の開閉を小さく
・光が十分にない時は、羽根の開閉を大きく
そして絞り羽根は、シャッタースピードの設定により、開閉の「速さ」が変わります。
・光が十分にある時は、羽根の開閉を早く
・光が十分にない時は、羽根の開閉を遅く
ここまで読んでいて、ものすごいそもそも論がクリアになったのですが、
フィルムにがっつり光を当ててしまうと、真っ白い写真になってしまう。
カメラという超ハイテク機器(ふ、、、古い言い方ですが)によって
フィルムに一瞬だけ光を当てることでネガができ、写真という摩訶不思議な代物ができる。
これが写真撮影のそもそもの、根本的な原理である、ということです。
その一瞬で当たる光の量を、羽根の開く大きさと速さで調整する。
コンマ何分の一秒単位で超微調整する事で、写真の出来栄えに差がでてくる。
その出来栄えこそが、いわゆる上手い下手ということになるのだと理解しました。
当たり前すぎることかもしれませんが、一つ一つの機能を紐解いていくうちに、
根本から理解できてきました。
しかし、この世でもっとも動きの速い物質である「光」を調整するのは並大抵じゃない。
そのため、絞りとシャッタースピードの2段構えで立ち向かっているわけですねー。
そして、この関係は、以下のように解説されています。
よく例えられるのが水の流れです。
水をバケツに汲むとき、同じ量の水でも、水道管の太さによって汲む時間が変わってきます。水道管が太い(絞りの数字が小さい)ときは、短い時間(シャッター速度が速い)でバケツが一杯になる。
水道管が細い(絞りの数字が大きい)と、バケツが一杯になるのに時間がかかる。これが絞りとシャッター速度の関係です。
そのため、例えば以下のようなとき、フィルムにあたる光の量は同じになります。
絞りF2.8 シャッター速度1/1000秒
絞りF16 シャッター速度1/30秒
なるほど、わかってきました。
あくまでざっくりとしたイメージですが、こんな感じですね。
ふたたび経理マンの3つの神器(あれ、違ったかな)のエクセルを使って表現してみると、
どうでしょ(笑)
通常の撮影環境は、スピードと絞りの矢印がダブったあたりの光量下だと思います。
光が強すぎる場合はスピードを一番速くして、さらに絞りで羽根の開閉を狭くしていく。
例えば真夏の日中や逆光、フラッシュ撮影などの場合でしょうか。
光が弱すぎる場合は羽根を全開し、さらに開閉スピードを遅くしていく。
室内、暗室、夜景撮影などの場合でしょうか。
そういった極端な環境で撮影するには、
それに特化したボディやレンズが必要だったりすると思います。
そして前述の解説では、絞りとスピードの設定は、反比例のような関係がある。
例えば、2×4と、4×2は同じ答えということでしょう。経理マン的な視点でいいますと。
どちらでも光を取り込む量は一緒。こういった関係性があるようです。
そのため、例えば以下のようなとき、フィルムにあたる光の量は同じになります。
絞りF2.8 シャッター速度1/1000秒
絞りF16 シャッター速度1/30秒
ではこれはどちらの設定で撮影した場合でも、仕上がりは同じ写真になるのでしょうか?
いや、そうとも言えないようですね。
これは記事でもポイントで上げているように、
絞りは「ボケ」に影響を与え、
シャッタースピードは「手ぶれ」に影響を与えます。
光の多い少ない、そして「ボケ」や「手ぶれ」の関係のなかで、
絞りとスピードの割合を調整する。
このマトリクスを極めていくことで、
フォトグラファーを名乗れるくらいのレベルになるんでしょうかね。
フォトグラファーゴロー。
経理マンとフォトグラファー二刀流のゴロー。
・・・。
いやー、これだけ読んでいきますと、
そんなん素人にはいきなり無理よ、、、と思ってしまいます。
しかーし!
ここで、最初に登場した「ファインダー」がようやく再登場です。
これがキモなんですね。露出の悩みを一発で解決してくれるんです。
もう一度見てみましょう。
はい、何度見ても完璧な出来です(笑)
このニコンFM2のファインダーですが、
上部の「1.4」の数字が、現在の絞りの値を意味します。
F値といいます。
左側の「250」という数字が、現在のシャッタースピードを意味します。
250分の1秒の速さで開閉するということです。
そして注目すべきは、
右側の「+」「〇」「-」です。
今このカメラが認識している光の量、
そうです、最初に出てきた「露出」がどうなのか、ここで判断する事ができるんです!
画像のように「〇」が赤く点灯している状態が、適正露出。
この表示の「+」が赤い場合は露出が多い。つまり光が多い。
その場合は、シャッター速度を上げたり、絞ったり。
逆に「-」が赤い場合は露出が少ない。
その場合は、絞りを開いたり、シャッター速度を落としたり。
つまり、絞りとスピードを調整し「〇」が赤くなったところが、ゲット ザ シャッターチャンス。
とりあえず、それなりに普通の写真は撮れる、ということです!
手ぶれはちょっと意識が必要ですが、ボケを意識するのは、ちょっとレベルが上がってからでいい。
上級者コースですね。
つまり、
勉強をすすめていくうちに理解も深まりましたが、
とりあえず撮影できるようになるにはどうしたらいいか、という当初の目的からいえば、
このファインダーの見方がわかれば撮影できますよ、という事が、
今回の勉強の成果だった、ということになるのであります。
フィルムのセット
ピント
露出
これでほんとに、整いました。ですかね。
次回はいよいよ、いざ撮影!です。
【次の記事はこちら】
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