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ミラーレス初心者でもドラマチックな写真が撮れる!オールドレンズの魅力や楽しさを大公開!!

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。サンライズカメラさんでの連載コラムが40回目をむかえました。
そこで今回は、少しまとめ的な、単純に「オールドレンズの魅力や楽しさを伝えるコラム」を書いてみます。

僕がオールドレンズをはじめて使ったのは2018年、とやや遅め(オールドレンズとはフィルムカメラのレンズのこと)。
正確には10年以上前からフィルム一眼で使っていたのですが、そのレンズをデジタル(ミラーレス一眼)で使ったのが2018年になります。

そこから僕の写真感も変わり、撮影の幅がめっちゃ広がりました。
もともと写真がかなり好きなんですが、さらに好きになりました。花や風景や猫、娘の成長を時間を忘れて撮影しています。

オールドレンズ 魅力

僕は撮影することが一番好きですが、その楽しさも同時に伝えたい。
今回はそんなコラムになります。

オールドレンズの魅力をたくさんの作例と共にお伝えしていきます。

使い方やマウントアダプターなど、基礎的なことは以下をご覧ください。

ミラーレスカメラとオールドレンズの使い方 取り付けと本体の設定方法徹底解説

 

ミラーレス オールドレンズ「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

ちなみに僕をオールドレンズ沼にはめた張本人は上記の写真であり、コラムの第一回に使ったレンズ「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」です。
デジタルでは50mm F1.4のレンズを持っていなかったので、そのボケ具合にもビックリしましたね。

ドラマチック オールドレンズ
「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

カール・ツァイスのレンズも初でした。とろけるようなボケと解像度、色の乗りも良くて、デジタル専用のレンズにはない絶妙なピントの甘さ。
写真がふわっと柔らかいけど、しっかりとキレもあります。

今思えば、はじめてがこのレンズって。そりゃハマるよ。

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デジタル専用のレンズでは撮れない、オールドレンズの魅力

魅力的なゴーストを選べる

オールドレンズ 楽しみ方
「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

現在のデジタル専用レンズは逆光に強く、ゴーストが出ないように作られています(ゴーストとは、レンズ内で反射した光の像)。それは素晴らしい技術の賜物ではありますが、オールドレンズの多くは、ゴーストが出まくります(笑)。

しかも、その形がそれぞれ個性的。上記の「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」は人気のあるオールドレンズですが、虹色の輪っかゴーストが出ます。
このゴーストが僕をオールドレンズ沼にハメた決定打的存在です。たとえば「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」だとゴーストは控えめなんですよね。
描写力はかなり違いがありますが、レトロ感は「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」。

以下の二枚、同じ場所で撮っていますが、全然違いますよね。

オールドレンズ 魅力「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

一枚目の「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」の品の良さも素晴らしいですが、「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」の輪っかの雰囲気は抜群です。

 

[オールドレンズ撮り比べ4] PENTAX Super Takumar 55mm F1.8はTHE 入門レンズ。でも実は写りは絶品!

 


「Industar-22 50mm F3.5」にて撮影

これは別のレンズ「Industar-22 50mm F3.5」で撮影しましたが、光が写真全体に降り注いでいますね。
凄まじいゴーストシャワーです。

[オールドレンズ探訪記] Industar-22(インダスター) 50mm F3.5を使って光のゴーストシャワーを手に入れよう!(作例・撮影Tipsあり)

 


「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」にて撮影

ライカのレンズ「Leica ELMAR-M 50mm F2.8」も逆光は得意ではありません。ですが、この解像度はすごい。

オールドレンズ界では、ゴーストは欠点というわけではありません。
この写真だと、ゴーストのキラキラが写真の余白を埋めてくれています。

冷静に考えてみると、ライカのレンズがミラーレス一眼で使えるのも凄いことです。

[オールドレンズ探訪記] Leica(ライカ) ELMAR-M 50mm F2.8のキレ味と発色の良さに惚れた(作例・撮影Tipsあり)

 


「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

時間帯や光の強さ、アングルでも変わってきますが、ゴーストを意図的にコントロールすると、絵作りに活かせるんですね。

普段は「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」での撮影が多いですが、夕方に散歩する時は「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」に付け替えたりしています。

このように、天気や時間、撮影する場所でレンズを選びます。この選択肢が多いほど、撮影の幅も広がるし個性を出せますよね。

 

安価な標準レンズ

焦点距離と最小絞り値が同じレンズでも、オールドレンズだと1/3以下の価格で購入が可能です。
2万円以下で購入可能な「50mm F1.4」のオールドレンズもたくさん見つかります。

先ほどの「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」や「Industar-22 50mm F3.5」も低価格で面白いオールドレンズです。


「Canon NEW FD 50mm F1.4」にて撮影

上記の写真「Canon NEW FD 50mm F1.4」は安価で高性能。レンズには最短撮影距離というのがあり、オールドレンズの多くは1m付近。
ようするに、1mより手前になるものにはピントを合わせることが出来ませんが、「Canon NEW FD 50mm F1.4」は45cmまで寄って撮影が可能です。

[オールドレンズ撮り比べ14] Canon New F-1 / New FD 50mm F1.4の実力をまだあなたは知らない(作例あり)

 


「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4」にて撮影

同じく低価格の「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4」は絞り開放で撮影した時の、滲みが特徴的でした。

このように、低価格で好みに合わせたオールドレンズの購入が可能なんです。
デジタルで10万円のレンズを購入するより、オールドレンズを数本購入する選択もありではないでしょうか?

また、レンズが安価なだけでなく、歴代のレンズを購入後はほぼコストゼロで撮れるんです。
うん、ちょっと伝わりにくいですよね。
フィルムカメラだと、フィルム代金や現像料金がかかりますよね。コストパフォーマンスが悪いんですが、デジタルだとほぼ無料。
フィルム時代から撮影してきた僕からすると、それはものすごい利点です。

[オールドレンズ撮り比べ6] OLYMPUS ZUIKO 50mm F1.4と35mm F2 それぞれの特徴を掴んで上手に使いこなそう

 

「神レンズ」に出会える

現代のレンズに比べると、オールドレンズは種類が豊富です。
そしてデジタル一眼だと、そのメーカーのレンズしか使えません(タムロンやシグマなども対応していれば可)。
それが、オールドレンズはマウントアダプターさえあれば、どのレンズでも使うことができます。
カーツ・ツァイスやライカ、もちろんNikonやCanonなど。

もう、選び放題。無限に楽しむことができます。そして、驚くような「神レンズ」も存在します。

安価で描写が楽しいレンズも僕にとっては「神レンズ」になりますが、それだとややこしいので、ここでの「神レンズ」は単純な解像度や描写力やボケに絞っておきます。


「Canon NEW FD 85mm F1.2 L」にて撮影

2020年に出会った神レンズは「Canon NEW FD 85mm F1.2 L」です。
開放で撮るとピントがかなり甘くなるレンズが多い中、「Canon NEW FD 85mm F1.2 L」は開放からキレ味抜群。
そこからのF1.2のなめらかなボケは現代のレンズを凌駕します。

ポートレートにも最適ですね。オールドレンズの味わいと描写力を兼ね揃えています。

「MINOLTA STF 135mm F2.8 [T4.5]」にて撮影

単純なボケの美しさで比較して、オールドレンズのナンバーワンは「MINOLTA STF 135mm F2.8 [T4.5]」です。これも「神レンズ」と言われていますね。
ただ、使いこなすのがとても難しい。僕には無理だった。。。

レンズの構造上、F2.8で撮っても、F4.5になります。ボケ味が強いのではなく、なめらかで美しいんです。ボケがグラデーションにある、いわゆる二重ボケにならないんです。
デジタル専用としてもSONYから発売されています(SAL135F28)。17万円くらいしますが。オールドレンズだと半値くらいかな。

どちらかというとプロに好まれるレンズですが、単純な解像度も素晴らしかったです。

[オールドレンズ撮り比べ13] MINOLTAレンズで検証!広角20mmと中望遠135mmを体感せよ(作例あり)

 


「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」にて撮影

僕が知る一番の神レンズは「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」です。これをはじめて使った時の衝撃たるや。
デジタル専用のレンズもいろいろ持っていますが、これは一番キレイだと感じたほどです。

マクロレンズなので、大きく撮影することも出来ますね。花びらの筋のリアリティーもやばいです。

「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」にて撮影

ボケのなめらかさ、柔らかさも素晴らしいですよね。
このように、オールドレンズには「神レンズ」も存在しています。

[オールドレンズ撮り比べ7] OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2は最高・銘玉と呼ぶにふさわしい逸品

 

柔らかく、ドラマチックな描写

オールドレンズの良さは、描写の柔らかさです。解像度が良くても、カリカリになり過ぎないんですね。
そのことで、描写はレトロよりになるものが多いですが、ストーリー性を感じる描写になります。

「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

僕が仕事でしているペット・家族撮影ですが、メインはデジタルレンズで撮っています。数枚おまけでオールドレンズで撮ったりもしますが、その写真が一番良かったと言って頂けることもあります。

ある意味、複雑ですけどね。10万円以上するレンズよりも、1万円で撮ったレンズがいいんですから(笑)。でも、すごくそのお気持ちが分かるんですよね。

オールドレンズの描写はまさにドラマチック。


「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8」にて撮影

オートフォーカスではなく、マニュアルでピントを合わせるその時間。その被写体と向き合っている時間が、その場の空気を閉じ込めてくれるんです。何を撮りたいかが明確になります。

感覚的な話になりますが、写真撮影にとってはそれがとても大切です。


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

人物が写っていなくても、人の残り香を感じませんか?
キレイなものをカチッとキレイに撮る、それもいいのですが、どこか未完成な部分があるからこそ、そこに人の感情が入るんですね。

「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

オールドレンズにはその隙間があります。
だから、デジタルのレンズで撮る時と、被写体の捉え方も変わってくるんですよね。もちろん、それ以前に撮影者がストーリー性を意識することが大切ですけどね。

僕はオールドレンズと出会えたことで写真が上達したなと実感しています。

「CONTAX Planar T* 85mm F1.4」にて撮影

ポートレートだとキメキメの一枚よりも何気ない瞬間がハマるんですよね。これはチョコボールのエンゼルをそーっと確認しようとしている最中かな?

だから、たとえばコスプレ撮影よりも日常を撮るのが好きな方は、ぜーーったい、断然、オールドレンズがいいですよ。
少し興味のある肩は、とりあえずのどれか一本でいいんです!
どのオールドレンズでもデジタルの描写とは違いますから。


「MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8」にて撮影

そして逆光でも撮ってみてくださいね。そこにレンズの個性がより強く出てきます。
今回の作例写真の雰囲気が好きなら、絶対ハマりますよ。

[オールドレンズ探訪記] MINOLTA SUPER ROKKOR 45mm F2.8を使って寄せ集めた個性を楽しもう(作例・撮影Tipsあり)

 

癖のあり過ぎる個性豊かなラインナップ

デジタル専用レンズって、大きな個性って少なめなんです。もちろん、それぞれ価格によって解像度や描写は全然違うのですが、どれも欠点が少ないというのかな、パッと見だとどのレンズで撮ったかって分からないです。

でもオールドレンズは癖だらけ(笑)。そして自分の求めてる描写をしてくれるレンズと出会うことが出来るんです。


「HELIOS-44-2 58mm F2」にて撮影

僕の好きなオールドレンズはたくさんありますが、その中でも「HELIOS-44-2 58mm F2」は欠かせない一台。
発色はいまいちではありますが、描写に関してはめっちゃ好みな、絶妙なゆるさです。

写真にあまり詳しくない方に見せてもその違いを分かって頂けますね。かといって、ピントが甘すぎることもないんです。だから絶妙。
ボケはぐるぐる回ります。中心を軸に玉ボケが回転しているのが分かるかなと。

「HELIOS-44-2 58mm F2」にて撮影

そして酷い逆光耐性(笑)。虹色ゴーストだけでなく、白い謎のモヤモヤも出てきます。
でもこれが僕のハマっている部分です。圧倒的個性ですよね。

「HELIOS-44-2 58mm F2」にて撮影

一定の描写力もあり、癖と個性も楽しめます。

 

[オールドレンズ探訪記] Helios-44-2 58mm F2はオールドレンズらしさを堪能できるレンズ(作例・撮影Tipsあり)

 


「JUPITER-8 5cm F2」にて撮影

今年に撮った中では、「JUPITER-8 5cm F2 」も良かったです。
曇り空の中を撮影していて、「んーなんかいまいち!?」って思っていたのですが、日が差した瞬間その気持ちは吹っ飛びました。

やわらかい日差しがぽわぽわと写真を包み始めました。写真って天気が大事ですが、オールドレンズだとガラッと印象が変わるものが多いんですよね。


「MC JUPITER-9 85mm F2」にて撮影

同じジュピターでも85mmになると別人に。こちらは階調がとても滑らかで、ちょっと使いにくさはあったのですが、玉ボケがとても良かったです。
他のレンズだとレモン型になるのですが、「MC JUPITER-9 85mm F2 」は丸みをかなり保ってくれるんですよね。


「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4」にて撮影

開放での滲みのある描写が個性的な、「OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4」
写真をレタッチするときに、明瞭度を下げるとふわっとしますが、ナチュラルでそんな描写をしてくれます。
絞るとカリッとするのも特徴的。
僕の好みとは少しズレていたけど、ハマる方もいるはず。


「Nikon Ai-s NIKKOR 35mm F1.4 」にて撮影

オールドレンズでもしっかりと撮りたいのなら「Nikon Ai-s NIKKOR 35mm F1.4 」もいいですね。
ほぼ欠点が見当たらない高性能さを持っています。

オールドレンズらしさは少し薄れますが、活躍してくれることは間違いありません。


「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影


「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影


「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」にて撮影

ゴーストに特徴のある「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」ですが、普段使いとしても優れています。
ノスタルジーを感じさせる場所との相性が良いので、今でもよく使っています。

 

このように、個性あふれるラインナップ。自分好みのレンズを探すのに、オールドレンズは最適です。
デジタル専用だと、どうしてもメーカー純正とタムロンやシグマのものになりますからね。選べるレンズは増えてきましたが、オールドレンズの数に比べると雲泥の差です。

唯一無二の相棒レンズとの出会い

写真を続けていくのに大切なのは、カメラやレンズと良き相棒になることです。
これまで僕は、どこへ行くにもコンパクトフィルムカメラの「LOMO LC-A」を連れていました。撮影するつもりがない買い物などでも、とりあえずカバンには「LOMO LC-A」を入れていました。

この「カメラを持っている状態」はとても大切。それだけで被写体を探すんですね。いつもの道、通勤の中だろうと、どこかにステキはないかなと、アンテナを張るんです。

それが感性を育てていきます。


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

僕の相棒、今は「Sony α7+オールドレンズ」に変わりました。大半は「CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 MMJ」を付けています。

「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

オールドレンズの中ではかなり高性能で、とろけるようなボケが好きなんですよね。これ一台でお腹一杯になれます。


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

さらに、鮮やかでコントラストは強く、立体感のある写真が撮れます。少しアンダーに(暗く)撮影するほどに、その特徴も出てきますね。
明るくとっても、暗くとってもいいんです。


「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJ」にて撮影

それでいて、この空気感。最強ではないでしょうか?

 

どこへ行く時も一緒にいたい。オールドレンズを続けていると、そんな相棒がきっと見つかります。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それは人生を変えてくれる出会いです。

写真って知識があるから上手ってこともありません。むしろそれは後回しでもいいんです。
楽しく撮影しながら感性を育てて行くのが一番です。その中で、知識や技術も学んでいけばいいんだと。

撮影しないで、本やネットで知識を詰め込む。これだと上達しません。どれだけ被写体と向き合い、撮影したか、これが重要です。

 

 

最後に

「HELIOS-44-2 58mm F2」にて撮影

これを書いている今、コロナでいろんな楽しみが奪われています。それはいつか収束するとしても、人生っていろいろありますよね。
でも、撮っている時はぜーんぶ忘れちゃいます。

僕が開催しているワークショップは講座後に撮影に行きますが、気が付けばみんな夢中で撮っていてバラバラになってしまいます(笑)。

フィルムカメラは少し敷居が高い部分があります。まずはミラーレス一眼にオールドレンズを付けて、撮影するのが良いですね。
そしてその先にフィルムカメラもある、なんて考えたら可能性は無限大です。

僕はオールドレンズと出会ってさらに楽しく、もっと写真の世界を知りたいって思いました。
近所の公園や散歩道、身近な日常を写すことで、そこにたくさんのステキやドラマが潜んでいることに気付きました。

じっくりと被写体と向き合って、どうやって切り取るか考えて、カメラを構えてファインダーを覗き、マニュアルでピントを合わせる。
その時間の流れは、忙しい日常では感じることができない、かけがえのない時間になりますよ。

 

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著者紹介: 雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。
2024年9月8日ラジオ番組【編集長 稲垣吾郎】(文化放送)に出演するなど、精力的に活躍中。 その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

HP : 雨樹一期写真事務所
blog : フィルム寫眞手帖

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