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旅行におすすめのフィルムカメラは?PENTAX 17を尾道一人旅で使ってわかったこと

尾道で撮ったPENTAX17のサムネ画像

「旅行にぴったりなフィルムカメラって、実際どれがいいの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、今回はPENTAXから現在も発売中のハーフサイズカメラ「PENTAX 17」を旅のお供に、広島の尾道を一人で巡ってきました。
実際に旅を通じて使ってみてわかった良い点・気になる点を、正直にレポートします。

結論!!

旅カメラはPENTAX17を推します。
色々と高級フィルムカメラと呼ばれるものから、フィルムカメラ初心者さん向けのものまで幅広く触ってきました。
そんな私が旅を通じてストレスなくフィルムを撮りきることができたので、これは間違いなくオススメです。

またPENTAX17の良さも伝えながら、広島の尾道の旅が最高に楽しかったことも同時に伝わればいいなと思いながら書いていきます。

PENTAX 17ってどんなカメラ?

PENTAX17

そもそもPENTAX17ってどんなカメラなの?

実は一度このフィルムカメラを使って作例ブログを書いたのですが、おさらいしますと、

  • 2024年発売の新品フィルムカメラ
  • 重量はおよそ300gと軽い
  • ハーフサイズなので、36枚撮りのフィルムなら倍の72枚も撮影できる
  • 縦構図なので、スマホの待ち受けにも、SNSでも見やすい

とりあえず簡単に知っていただきたいことだけを並べましたが、詳しくはこちらのブログで詳しく解説していますので、ご覧ください。

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また実際に初めて使用した時の作例ブログもありますので、このブログを読み終わったあとにぜひこちらも。

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なぜ広島の尾道を選んだか

尾道で撮ったPENTAX17の作例

実は最初、別の場所を検討していました。

あまりあちこち移動したくなく、かつフィルムカメラで撮りたくなる景色を求めて。

予定日までの天気を毎日チェック…チェック…チェック…

「え…天気悪いぞ…。」

ギリギリまで考えん抜いて、諦めて別の旅先を探しました。

「とにかく天気が良いところ!」だけを頼りに。

全国的に雨天だったが、晴れマークがあった場所

それが広島県の尾道でした。

元々レトロな街並みで、行ってみたい場所でした。

直感で

「よし、ここだ!」となり新幹線のチケットと宿を前日に予約しました。

尾道で撮れたお気に入りのカットの紹介

早速ですが、今回の旅の写真を掲載していきます。

自分で言うのもなんですが、良く撮れてるな~と。

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例 尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道で撮ったPENTAX17の作例 尾道で撮ったPENTAX17の作例 尾道で撮ったPENTAX17の作例

実際に撮ってみて感じたPENTAX 17の魅力

尾道で撮ったPENTAX17の作例

尾道、ものすごくいいところでした。

こう言うと、どこか月並みに聞こえるかもしれませんが、
でもやっぱり言いたくなるくらい、いいところでした。

そして何より、尾道はフィルムカメラがよく似合う。

町の空気がやわらかくて、家と家の距離も夕暮れ時に宿から聞こえる電車の音も、
ちょっとだけ昔の時間をまとってるような感じがする。

歩くのが、ただ楽しい。

フィルムカメラで写真を撮ることが、自然にうれしい。

そんな気持ちをずっと感じながら、坂を登ったり、石段を下りたりしていました。

尾道は、とにかく坂と階段の街です。
足腰にちょっと覚悟がいります。

だからこそ、今回PENTAX 17を持って行って正解だったなあ、と何度も思いました。

とにかく軽い。
「軽いからいい」のじゃなくて、持っていることを忘れるくらい、自然なんです。

巻き上げて、シャッターを切るまでの動作がスムーズで気持ちいい。

撮ろうと思ったときに、ちゃんとついてきてくれる。
小さな相棒みたいな感じ。

旅先で「いいな」と思う瞬間って、ちょっと油断してるとすぐ通り過ぎてしまいます。
でもPENTAX 17があれば、その「いいな」をそっと拾ってくれる気がしました。

逆に気になった点・注意点

尾道で撮ったPENTAX17の作例

ただ、どんなカメラにも“クセ”はあるものです。

いや、でもこれは私の問題だと思います。

PENTAX 17で尾道を旅して、ちょっとだけ「気になるな」と思ったことがありました。

ひとつは、電源のこと。

このカメラ、AF(オートフォーカス)や露出を動かすために、撮るときには必ず電源をONにしておく必要があります。
でも、こまめにON/OFFしてると「あっ、今の撮りたかった!」って瞬間に間に合わなかったりするんです。
なので、私は基本的にずっとONにして歩いてました。

そうすると今度は、ちょっと別の問題が出てきて。

巻き上げた状態でカメラを持って歩いていると、たまにね、知らないうちにシャッターを押してしまってるんです。
カバンをガサゴソしてるときとか。

現像したら「なんだこれ?」みたいな、ブレた謎写真がちょこちょこありました。
それもまたフィルムっぽくて、嫌いじゃないんですけどね。

もうひとつ。画角についても少し。

PENTAX 17は画角が広めのレンズなので、全体を写すのは得意です。
空も町並みもたっぷり写る。
でも、たとえば「階段近くにいる猫を寄りで撮りたい」みたいなときには、ちょっともどかしかった。

もう少し寄れたらいいのになあ、と思う瞬間も、正直ありました。

でもまあ、それも含めての“旅の記録”。
うまく撮れなかった写真にも、そのときの風の感じや、歩いた時間がちゃんと残っていました。

まとめ:旅行とPENTAX 17は相性抜群

旅に出るときって、「できるだけ荷物を軽くしたいな」と思うんですけど、
それと同じくらい、「いい写真を残したいな」って気持ちもある。

PENTAX 17は、そのどちらにもちゃんと応えてくれました。

軽くて、ストレスがない。
でも、撮るたびに「ああ、いいな」って思わせてくれる手応えがある。

たしかにちょっとした注意点はあるし、全部が完璧なカメラではないかもしれない。
だけど、尾道の街をひとりで歩いているあいだ、
このカメラと一緒にいるのが、とても自然で心地よかった。

旅の写真をフィルムで残すこと。
それ自体が、いまではちょっとした贅沢で、ちょっとしたご褒美のようなもの。

PENTAX 17は、そんな旅にちょうどいいカメラでした。
日常からすこし離れて、自分のペースで歩く時間。
そのそばに、このカメラがいてくれたら、きっと楽しいと思います。

これから買おうか悩んでいる人に、ひとこと。

「これ一台で完璧」ではないけれど、
「この一台で撮りたくなる」瞬間は、たくさんやってきます。

ああ、なんかいいな。
そう思えるカメラがひとつあるだけで、
旅はちょっとだけ、やさしくなる気がします。

迷ってるなら、GO!です。
あなたの好きな場所で、あなたの目で。
PENTAX 17は、ちゃんと応えてくれると思います。

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著者紹介: サンライズカメラ スタッフ

サンライズカメラのスタッフ。 初めてのフィルムカメラは、おじいちゃんにもらった Nikon F-601。以来、フィルムの魅力にハマり、今の相棒は Nikon F。旅先で出会う一瞬を、シャッターに込めるのが好き。フィルムならではの味わいを、もっと多くの人に伝えたい。

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