写ルンを使ってから、フィルムカメラで写真を撮るのが好きになりました。 そこで、フィルムカメラを購入したいと思っていますがcanon autboyシリーズの、AF35MLとFXLの違いを教えていただけませんか?後、初心者にはどちらがオススメですか?
2019.04.08
AF35MLは、1981年登場の上級機種で、高性能レンズを搭載しています。
40mm F1.9というレンズなのですが、レンズの口径が大きく、暗いところでもストロボを使わずに撮影することができます。
ただ、そのようなレンズはピントを合わせるのが難しく、古いカメラなのでオートフォーカスの精度があまりよくなく、実際には暗いところだと少しピンぼけ気味になってしまうことがあります。
(フラッシュを使えば、そのような心配はありません)
高級レンズなので「ピントがばっちり合えば最高」なカメラです。
電池が単3乾電池なので、その点は便利です。
少し癖があるカメラですが、カメラ愛好家の間での人気は高いです。
オートボーイ F-XLは、1996年発売で、もっと設計が新しいカメラです。
性能的にはこなれていて、とてもスムースに使うことができると思います。
レンズが32mm F3.5というものを搭載していて、性能的には地味なのですが、設計に無理をしていないので写りはなかなかです。
また、AF35MLに比べて広い範囲が写るカメラなので、近くにいる人を撮ったり、山や観光地などの風景を撮るのに向いています。
設計が新しいので、オートフォーカスがピンぼけになってしまうことは、AF35MLより少ないです。
電池がCR123Aリチウム電池というものなので、少し値段が高いのと、カメラ店や電気店に行かないと買えないのは少し不便なところです。
結論としては、
AF35MLは「当たればきれいな写真が撮れるじゃじゃ馬なカメラ」
オートボーイF-XLは「安定して写真が撮れるがあまり尖ったところはない、こなれたカメラ」
です。
2019.04.08