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フィルムカメラを高く売る方法|買取査定がアップする事前準備10選と専門店への伝え方

フィルムカメラを高く売る方法|買取査定がアップする事前準備10選と専門店への伝え方

 

フィルムカメラを売りたいと思ったとき、
「できるだけ高く売りたい」「ちゃんと評価してもらえるだろうか」
そんな不安や疑問を持つのは自然なことです。

ですが…。

適切な準備と、専門店への“正しい伝え方”を知っているだけで、査定額は目に見えて変わります。
実際、事前準備を丁寧に行うことで 査定額が10%以上アップするケースは珍しくありません。

この記事では、フィルムカメラ買取専門店「サンライズカメラ」が実際に査定で見ているポイントをもとに、
査定額を最大化するための“査定前準備10項目” をまとめました。

今日カメラを売る予定がなくても、読み終えた頃には、
あなたの大切なカメラが“正しく評価されるために必要なこと”がすべて分かります。

査定額アップに直結する【査定前準備10項目】

1.機種名・シリアル番号を正確に伝える

私たちがする査定のスタート地点は、正しい型番を把握することです。
メーカー名・正式な機種名・シリアル番号は、査定士が最初に確認する部分。
ここが曖昧だと評価にズレが生じます。

  • どのモデルなのか
  • いつ頃の個体なのか
  • どのロットなのか

これらが分かるだけで、査定の精度はぐんと上がります。
特にLeica(ライカ)に関してはシリアル番号によって誕生した年で同じ機種でも査定額に大きな変化が出ることもよくあります。

2.前期型・後期型などの仕様を伝える

先ほども言いましたが、フィルムカメラは同じ名前でも、
前期型/後期型、海外版/国内版、限定モデルなどが存在します。

それによって査定額が 1.5倍〜2倍に変わる機種もあるため、
把握している場合は必ず伝えましょう。

専門店であれば、あなたが把握していない細かい仕様も見抜きますが、
情報が多いほど正確な査定に近づきます。

3.ホコリや汚れを優しく拭き取る

これは結構な割合でやられていないお客様が多いです。
乾いた柔らかい布や除菌シートなどで、
・軍艦部
・背面
・レンズ外周
などを軽く拭き取りましょう。

外観の印象は、単純に査定額に直結します。

ただし、分解は絶対にNG。
内部破損の原因になり、逆に減額されます。
また除菌シートでレンズやファインダーはなるべく拭かないようにしてください。
コーティング劣化につながる可能性もあります。

4.付属品をすべて伝える

フィルムカメラの買取では、
「完品に近いほど高く売れる」
という鉄則があります。

揃えておくとプラス査定になるものは下記のとおりです。

  • 元箱
  • 説明書
  • 保証書
  • ストラップ
  • キャップ類
  • フード

元箱以外は正直無くても査定額にほぼ影響はありません。

ただ、見つけられるものは全てまとめておくことで、査定する側の印象を良くしておきましょう。

5.電池は必ず抜いておく

査定時に電池が入ったままだと、
液漏れによる内部ダメージ のリスクがあります。

査定士としては、液漏れの可能性がある状態は不安要素。
必ず電池を抜いた状態で渡しましょう。

もし液漏れ跡がある場合は、正直に伝えた方が好印象です。

6.正常品かどうかを正直に申告する

動作確認は“素人だから分からない”ではなく、
分かる範囲だけで十分です。

  • シャッターの全速は切れるか
  • 低速で引っかかりはないか
  • 露出計は針が動くか
  • ピントリングや絞りは軽いか

正直に伝えることは査定額に影響しません。
隠すことのほうが、減額の対象になります。
私たちはまず動作良好、光学良好という前提条件下においての査定額を提示しています。
その上で実際に検品をし、もし不具合などがあった場合、査定額を大幅に減額せざるを得なくなります。
売り手、買い手にとって心地よい査定をすすめるにあたり、これらは非常に大事なことです。

7.レンズ内の状態を申告する

レンズはスマホの光やハンドライトの光にかざすと、以下がある程度分かります。

  • カビ
  • クモリ(曇り)
  • バルサム切れ
  • 目立つキズ

自分で判断した内容は、正直に伝えてOKです。
プロが見れば本当の状態は分かるので、
「嘘をつかない」 ことが何より大切です。
また、知識がない方にとってもそのレンズの本当の価値をそこで知ることが出来るので、
売却か保管かをそこで改めて考えなおすキッカケにもなります。

8.テスト結果をメモしておく

これは意外とやっている人が少ないですが、
サンライズカメラが「ありがたい!」と感じるポイントです。
例えば、

  • シャッターは切れるが 1 秒だけ粘りあり
  • 露出計は反応するがややオーバー気味
  • フォーカスリングに少し重さあり

お客様の使用実績に基づいた情報は、
査定の精度を大きく高めるヒントになります。

9.防湿庫などの保管環境を伝える

カビの発生はフィルムカメラやオールドレンズの大敵。
そのため、以下のような保管情報は強い安心材料になります。

  • 防湿庫で保管
  • 乾燥剤を入れた密閉ケースに保管
  • 直射日光の当たらない棚で保管

特にレンズは湿度環境の影響を受けやすいため、
管理していた事実は必ず伝えましょう。

10.修理歴・オーバーホール歴を伝える

もし以下があるなら、金額アップの大きなチャンスです。

  • 修理伝票
  • オーバーホール(OH)記録
  • 技術者のメモ

特にライカ・中判・一眼レフなどは、
OH済み=内部状態が保証されているとみなされ、
査定額が大幅に上がるケースもあります。

サンライズカメラなら、あなたのカメラを最高の状態で送り出せる

この記事で紹介した10項目は、
すべて あなたのカメラの価値を正しく伝えるための準備です。
そして、専門店であるサンライズカメラでこそ――

それぞれのカメラの違いを正しく評価し
保管状況の良さをプラス査定し
愛着ある使用エピソードにも耳を傾け
修理歴や手入れの努力を汲み取ってくれます。

街のリサイクル店では、“ただの中古品”として扱われがちな情報ですが、
フィルムカメラ専門店では 価値に変わる情報 です。

あなたが準備してくれた情報は、必ずサンライズカメラに伝わります。

査定前のわずかなひと手間が、
納得のいく査定額へとつながるはずです。

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著者紹介: サンライズカメラ スタッフ

サンライズカメラのスタッフ。 初めてのフィルムカメラは、おじいちゃんにもらった Nikon F-601。以来、フィルムの魅力にハマり、今の相棒は Nikon F。旅先で出会う一瞬を、シャッターに込めるのが好き。フィルムならではの味わいを、もっと多くの人に伝えたい。

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