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【2025年10月版】中古フィルムカメラ人気ランキングTOP10|サンライズカメラ月間アクセス数まとめ

気づけば季節はひとつ進み、光の色も少しやわらいだ10月。
そんな今月のランキングには、“持ち歩きたくなる小さな相棒”と、“じっくり向き合いたい名機”が同じテーブルに並びました。

ポケットサイズのカメラが肩の力を抜かせてくれたり、
半世紀前の機械式カメラが撮る前の気持ちを整えてくれたり。

フィルムの世界は、便利さよりも「味わう」を選んだ人たちの集まりのようで、そこに10月らしい落ち着きがありました。

今月のTOP10を眺めてみると、
軽やかなスナップ向きのコンパクトから、歴史を背負ったクラシック機、そしてオールドレンズの個性派まで、
“自分のペースで写真を楽しみたい”という気持ちがふんわりと浮かび上がります。

それぞれのカメラが語る小さな物語を、どうぞゆっくりご覧ください。

10位 FUJIFILM CARDIA mini TIARA


手のひらサイズで、撮る喜びをポケットに。

FUJIFILM CARDIA mini TIARAは、
コンパクトでありながら、FUJIFILMならではの光学設計でクリアな描写を実現。
持ち歩きやすいサイズ感と、スタイリッシュなデザインは、
“いつでもどこでも撮りたくなる”カメラとして人気です。

フィルムカメラ特有の温かみある描写は、日常の何気ない瞬間を特別な1枚に変えてくれます。
操作もシンプルで、シャッターボタンを押すだけで直感的に撮影可能。
軽さと携帯性が、撮影の自由度をさらに高めます。

【こんな人にオススメ】
・コンパクトで持ち歩きやすいフィルムカメラを探している方
・街角スナップや日常の一瞬を美しく残したい方
・スタイリッシュなデザインのカメラをコレクションに加えたい方

9位 KONICA C35 EF / HEXANON 38mm F2.8


四角いフォルムからただようレトロ感。黒いボディに赤い「C35」の文字がちょこんとあって、なんだか妙に格好いい。
持ってみると軽くて、手にすっと馴染む。しかもフラッシュまでついているから、流行りの“ピカッと光らせて撮る”スタイルにもぴったりです。

このカメラ、ちゃんと出会えること自体がちょっとしたラッキー。
状態の良いものは本当に少ないから、「見つけたときが買いどき」というのは大げさじゃありません。

実際に撮った作例もあるので、雰囲気を知りたい方はぜひどうぞ。
使ってみたくなると思いますよ。
【旅×フィルムカメラ第13弾】レトロで可愛いだけじゃないピッカリコニカ!KONICA(コニカ) C35 EF 愛知県東栄町への旅 (作例あり)

8位 FILM NEVER DIE/NANA CAMERA LIMITED EDITION


今月もランクイン!
Xでバズった大人気のNANA CAMERA!
見た目のかわいさ、シンプルなデザイン、操作が簡単。
そしてなんと言っても映りが抜群!
プレゼントやご自分用にと、多くの方にご購入いただいております。
ぜひ、体感していただきたい1台です!

7位 Leica Summarit 5cm F1.5 L39 整備済


1950年代のライカが生んだ、個性派標準レンズでシュナイダーのXenon(クセノン)にルーツを持つ存在。
戦前、ライカのライバル、ContaxにはSonnar(ゾナー)50mm F1.5という超ハイスピードレンズが存在していました。

ところが、レンズの製造能力においてツァイスには劣っていたライカは、自力ではF1.5クラスのレンズを開発することができず、シュナイダーからXenon 50mm F1.5を供給してもらうこととなったのです。

このSummarit 50mm F1.5は、そんなライカL用のクセノンの構成を引き継いだもの。

50mm F1.5というスペックはクセノンとズマリット以外にライカにはなく、その意味でも通好みのレンズだといえるでしょう。

【こんな人におすすめ】
・オールドレンズらしい滲み描写を楽しみたい方
・Leicaの中でも“”重視の1本を探している方
・ポートレートや光を活かした撮影をしたい方

6位 FUJIFILM NATURA CLASSICA


手に取った瞬間から、日常の風景が特別に見える――それがNATURA CLASSICAの魅力です。
コンパクトでありながら、光に強く、自然な描写を可能にするレンズとフィルムの相性は、撮影者の意図をやさしく受け止め、色彩豊かで柔らかな写真に仕上げます。

【こんな人にオススメ】
・日常の何気ない瞬間を美しく残したい方
・フィルムでも手軽に、でも質の高い写真を楽しみたい方
・コンパクトで持ち歩きやすいカメラを探している方

5位 OLYMPUS 35DC / F.Zuiko 40mm F1.7 後期型 整備済


昭和46年(1971年)発売のオリンパス35DCは、「デラックス(D)なコンパクト(C)」=小型高級カメラとして有名でした。
暗い被写体から高輝度の被写体まで、どんなシーンでも簡単撮影を実現するプログラム自動露出システムを搭載。
整備済みの個体は大変人気があり、実際に私も使い、その魅力をしっかりと実感しました。

【こんな方におすすめ】
・初めてのフィルムカメラでも、しっかり写るものを探している方
・コンパクトでも妥協せず、明るいレンズと美しい描写を楽しみたい方
・昭和の名機を日常に取り入れたい、オリンパスファン・スナップ派の方

4位 KONICA IIIA / Hexanon 48mm F2 整備済


1958年に登場した KONICA IIIA は、ただのクラシックカメラではありません。
金属の冷たさと確かな重み――それを手にした瞬間、撮影が“作法”に変わります。
搭載の Hexanon 48mm F2 は、柔らかさと切れ味を兼ね備えた名玉。
開放ではふわりとしたボケが被写体を包み、絞れば芯のあるシャープネスで細部まで描き切ります。

レンズ横に配されたペダル状の巻き上げレバー──この独特な二段式の操作は、慣れるほどに撮影のリズムを作り、指先から写真への集中を導きます。
シャッターを切る前の一連の所作が、ただの手順ではなく「儀式」になる。
そんな体験を求める方にこそ手に取ってほしい一台です。

【こんな人にオススメ】
・1枚1枚を丁寧に撮り、写真を“作品”にしたい方。
・操作そのものを味わえるクラシック機で撮影体験を楽しみたい方。
・国内製の名玉レンズ(Hexanon)の描写をじっくり味わいたい方。

3位 Nikon F アイレベル ブラックボディ 整備済


1959年。世界に衝撃を与えた国産初の本格一眼レフ「Nikon F」。
中でもこのアイレベル・ブラックボディは、プロカメラマンに愛され続けた特別な存在です。
無骨で静謐。一切の飾りを削ぎ落とした工業美と、信頼性を極めた精密機構。
巻き上げの感触、シャッター音、手に伝わる重み。どれもが「本物」を感じさせます。

【こんな人におすすめ】
・余計な機能はいらない。本質だけのカメラを求める方
・Nikon F の中でも“黒”にこだわりたい方
・プロ仕様の道具を、自分の手で確かめたい方

2位 PENTAX SL / Super Takumar 55mm F1.8


PENTAX SLは、とてもシンプルな一眼レフです。露出計さえ省いて、撮ることだけに集中できる潔さがあります。
電池に頼らない機械式だから、ちゃんと整備された個体ならずっと付き合えます。

組み合わされたSuper Takumar 55mm F1.8は、タクマーの中でも人気の一本。
シャープでいて柔らかい写りは、フィルムと相性がぴったりです。
シンプルなカメラと銘玉レンズ。
この組み合わせなら、撮るたびに“写真を残す喜び”を感じられると思います。

【こんな人にオススメ】
・完全機械式の一眼レフで「撮る手応え」を味わいたい方
・タクマー銘玉の美しい描写を楽しみたい方
・シンプルで長く使える相棒を探している方

1位 Rollei 35 / Tessar 40mm F3.5 Germany 初期ドイツ製モデル


今月の一位はこちら!
Rollei 35は自然とあなたの感性を磨いてくれる一台になります。
露出の設定はマニュアル、レンズのピントはオリンパスのTrip35と同様、目測で合わせないとダメなので、はじめは少し戸惑うかもしれません。
徐々に慣れてくると、直感的に撮影するお気軽カメラになりますよ。

サンライズカメラではこの機種を使った作例ブログを公開しているので、ぜひご覧ください。

まとめ

10月のランキングを振り返ると、写真の楽しみ方が大きく二つに分かれていることに気づきます。

片方は、FUJIFILM TIARA や NATURA CLASSICA、C35 EF のように
気軽に持ち歩いて、日常の光をそのまま切り取る」タイプのカメラたち。
もう片方は、Nikon F や KONICA IIIA、Rollei 35 のように
ゆっくり向き合って、自分のリズムで撮る」カメラたち。

今月は、その二つの世界がとてもいいバランスで混ざっていました。
生活の隙間にフィルムを忍ばせる人も、古い名機の“所作”を楽しむ人も、
どちらの時間も同じように価値があるのだと感じさせてくれます。

どのカメラも、手に取った人の日常をそっと変えてくれる一本ばかり。
あなたのこれからの冬に寄り添う一台が、ここから見つかりますように。

サンライズカメラでは、こうした名機たちを丁寧にチェック・整備し、できるだけ長くお使いいただける状態でご紹介しています。
気になるモデルがあった方は、ぜひ商品ページもご覧くださいね。

次回は【11月版ランキング】をお届け予定!
また来月、どんなカメラが注目されるのかお楽しみに!

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著者紹介: サンライズカメラ スタッフ

サンライズカメラのスタッフ。 初めてのフィルムカメラは、おじいちゃんにもらった Nikon F-601。以来、フィルムの魅力にハマり、今の相棒は Nikon F。旅先で出会う一瞬を、シャッターに込めるのが好き。フィルムならではの味わいを、もっと多くの人に伝えたい。

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