開放測光
2019.04.04
一眼レフカメラにおいて、TTL露出計の測光を、絞り開放状態で行うことができる機構のこと。
TTL露出計はレンズを通った光を計測するが、絞りにより変化する光の量をそのまま測ろうとすると、絞りの値が小さくなったとき、ファインダーが暗くなってしまう。
そこで、絞りリングを動かしても、その時点では絞りが開放のままとして、カメラ本体にデータとして絞り値を伝達することで、ファインダーが暗くならずに済む機構が生み出された。
(撮影時には自動的に絞りが設定値まで絞り込まれる)
バヨネットマウントでは比較的容易に実現できるが、M42マウントのようなスクリューマウントでは絞り値の伝達が難しいため、ペンタックスなどのメーカーのマウント変更の主要因となった。
→自動絞り
→絞り込み測光