フィルムカメラ初心者奮闘記!03 初心者は見た!フィルムカメラの魅力
【前回のあらすじ】
前回は、ついにフィルムカメラを持って街へ出たtamtam。
「何を撮ろう?」とワクワクしながら、OLYMPUS TRIP35でパシャリ。パシャパシャ。
でも、撮り終えた後にふと不安。
「ちゃんと撮れてる…?」
答えは現像するまでお預け。
どこで? どうやって? ネガは必要?
悩みつつも、ついに現像完了!
今回は、その写真をお披露目します!
そして、現像をお願いしたところからデータが送られてきました。
ネガを送ってから、大体一週間くらいできました( ˙꒳˙ )
データで送られるって…フィルムカメラといえど、進化するところは進化したんだなぁと実感。
さーて、ご開帳ー!
ドキドキ……。

ほ。全部真っ白になってない!
よしよしよし!!
さて、フィルム装填直後の一枚、つまり、本気の『はじめてのフィルムカメラ』な一枚が、こちら!
ボケボケ\(^o^)/笑笑
モデルは我が家のイケメン、トトくんです。
ま、ま、最初はこんなもんだよね!
しかし、家の中では撮ろうとしても赤丸が出て、なかなかシャッター押せない事が…。

えー、何故!

今日は早い登場ですね( ᐢᢦᐢ )!

ある、ある。
屋内で撮りたいと思うと『400』くらいがいいかもしれませんね。

あ、これ、100枚撮れるって事じゃないんだ。

うぇへへ( ◜ω◝ )
じゃあ、今売ってるフィルムに書いてる『200』とか『400』って、対応してる光量の数字なのか。
撮りたい場所によってフィルムも選ぶなんて、なんか、『手作り』感あるなぁ。
さて。最寄りの道でもパシャリ!
くっきり出るところは出て、でも気持ちボヤけてるところもあって、なるほど。
これが、よく言う『フィルムカメラの味』かな。
初心者でも味が出せるって、案外、フィルムカメラって敷居高くないのね( ˙꒳˙ )♪
こんな一枚も。
青空にサビっていう、アンバランス感が私、好きー( ᐢᢦᐢ )!
神社でも撮りました!
狗さん、ボケてる…。

ピントって、どうしたら合うんですか?
レンズのマークで距離が決まっています。
1人が1m、
2人が1.5m、
3人が3m、
山のマークは∞

あ(º ロ º )!これ、何かなーと思ってた!
次に1mですね。これはとりあえず自宅でもいいので、メジャーか何かで測ってみましょう。
カメラから1mの距離に何か物を置いて、ファインダーを覗いて下さい。
で、その距離をとにかく覚えるのが一番です。
1mだと手を伸ばしても届かないと思います。
どれくらい届かないか、身体で覚えます。

身体で覚えるって、なんか楽しそう!
だんだん距離感も覚えていきますよ。

おー、ノールール最高!!
メジャーを持ってきて撮影している人もいました。
ピント合わせを機械的にやる事もできるし、感覚として覚えても撮れるし。
これも楽しさの一つですね!
ちなみに、神社を離れて撮ってみた感じが、こちら!
ちょっと暗めに、赤が映えてますなー。いい感じじゃない( ᐢᢦᐢ )??

36枚撮ったわけですが、どれが一番いい感じと思いました?
梅の花と空の構図も良いですね。
電柱と電線、何気ない日常を感じられるところもお気に入りです。

わー!ありがとうございます!

気負わないのがステキなんて、フィルムカメラって…ステキ( *˙ω˙*)و グッ!
この目が選んだ景色に ひとつずつリボンかけて
お土産みたいに集めながら続くよ 帰り道
(BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」)
撮影してる間は、まさにそんな気分でした!
うちは海が近くて、モニュメントなども色々あるので撮りたいものも沢山ありました!
窓に窓に、そして向こう側に、って感じでパシャリ。
面白い一枚になったかなーと、ワクワクしてました。
そして。私の一番のお気に入りがこちら。
この写真を見た時(って、自分で撮ったんですけど)、昔を思い出しました。
私には、すごく年の離れた兄がいて、出生~幼稚園くらいまでは、ほぼ兄が育ててました。
身体も大きくて、優しい兄の傍を、ずーっと追いかけ回してました。
兄は私の手を繋いで、歩いてくれました。
多分、当時の後ろ姿はこんな感じだったはず。
一緒に海に行った事はないのに、何故かこの一枚を見た時、その頃を思い出して、ノスタルジックな気分になりました。
これもフィルムカメラの魅力?
フィルムカメラで出る味が、昔を彷彿させたのか…。うむむ。フィルムカメラ…
正直、ハマりそう!!!
現像されてからずっと、フィルムカメラの販売情報を見ている…。

しかし、フィルムカメラって、ピンキリだなー。
Kodak (コダック)EKTAR H35っていうのは、8千円くらいで安いけど、バズったらしいNANA CAMERAは3万だし。
結局、何が違うの!?
H35なんて一見すると高級感ありそう風なボディではあるんですが(笑)。
ピント合わせもなく、ただ押すだけ。
写ルンですに少し機能がついて、フィルムの入れ替えも可能という感じですね。ちなみにハーフカメラなので72枚撮れます。
本格的に撮りたい方には向きませんが、軽量でいつでもカバンに入れておけるし、見た目もかわいいので普段使いにはオススメですね。

ふむふむ。ハーフカメラだと72枚!じゃあ、ハーフカメラの方がお得?
というのも、フィルムの72枚って意外と終わりません。
1枚目に撮った写真とか覚えていません(笑)。
それはそれで「こんな写真撮ってたなー!」ってなるのでありと言えばありですが、撮った時の感情や感覚を覚えている内に、現像出して写真を見る方が上達には繋がるかなと思います。
どうやって撮ったか覚えている方が「次はこう撮った方がいいか」って学べる点は少なからずあるかなと。

なるほどー…

(º ロ º )!?
あと、個展とか開催する時も大きく引き伸ばすので、ハーフだと画質の粗さも気になるんですよね。
なので、そこは個人の撮影スタイルで。たくさん撮りたいならハーフカメラでもいいと思いますよ。
うーん!悩む!!
カメラ選びもまた、一興ですね。
さて。こうして今回、はじめてのフィルムカメラに挑んだわけですが。
フィルム選びから、装填、撮影、現像もどこに出すか選んだり…。
確かに、デジカメやスマホに比べれば『えー、もっと簡単に撮れるのに何故』って思われるかもしれませんが、
一つ一つがフィルムカメラの楽しさなんです。
ただの撮影、というより、もっと、クリエイティブな感じがします。
写真を撮ってる、というより、作ってる、という感覚に近いような。
たとえば『お菓子作りが趣味なんです!』っていう人に『買ったほうが早くない?』って言う人はいないと思うんですよ。
それに近いかもしれないですね。
感覚的なところや、ちょっとした知識があれば、上達していくところとか。
ネガが増えていくのも、コレクター魂がある人には、たまらん!
私はデジカメも持ってるけど、そっちは、確実に撮らなきゃいけないとか『撮らなきゃいけないシーン』用で
フィルムカメラは、趣味として、いつもカバンにしのばせておくと、繰り返しの毎日・見慣れすぎた景色に彩りが生まれます。
デジカメは重いし、かさばるし…。あと、充電しなきゃいけない。
私は超ガジェット好きなので、家は充電器だらけ。
今回使用したOLYMPUS TRIP 35は、充電の必要もないので、気軽さはほんと、神レベル!
初心者におすすめされるのも、頷けます!
はじめてのフィルムカメラにピッタリ!
私は基本、家から出たくない系ですが、それでも外に出る事は勿論あります。
そんな時『うぇー、駅まで歩くの、めんどくせー』って気分が、フィルムカメラを持つ事で
『今日はどんなの撮れるかなー』とワクワクすると思います。
趣味を探すなら、フィルムカメラ!
是非お試しください( ᐢᢦᐢ )!