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[コラム] フィルムカメラの風向きが変わり始めた?

このところフィルムカメラ界隈ではいくつか嬉しいニュースがありました。

あのPENTAXがフィルムカメラを新しく製造検討をしていたり、香港メーカーですが、Rolleiの名を借り新たなRollei AFモデルを今夏に発表したりと。

またKodakが一部フィルムの値段を値下げすることになたり、ロモグラフィーのフィルムも値下げとなりました。

私たちフィルムカメラを使う人にとっては良い風が吹いているなと感じています。

海外を中心に独自ブランドのネガフィルムの製造販売もされてり、改めてフィルムカメラが世界中で再ムーブメントを起こしていることを実感しています。

 

ただ、やはりまだまだ値段は全盛期の頃とは差がありますが、これはいくら嘆いたところで変化するものでもありません。

むしろ嘆きが多くなればなるほど、新しい世代にとってはネガティブな印象をもたらし、フィルムカメラの裾野が広がっていきません。

こういう時は考え方を変えてみるのがいいでしょう。

 

高いから沢山買えない、撮れないと嘆くのではなく、
高いからこそ一枚一枚本気で撮る

そうすれば写真を見る目、撮る目、感情、感覚すべてが今までと違った次元にあり、いわゆるボツの写真が無くなると思っています。

露出計もディスプレイも何もなかった昭和時代に活躍した写真家さんたちは、この意識を持っていたからこそ、人々の心を打つ写真を撮れていたのだろうと思います。

 

私も時々「枚数がまだこれだけ残ってるのか、早く現像出したい…と妥協する時があります。」

今度はあえて高いフィルムを買って自分に緊張感を与えながら撮影したいと思います。

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著者紹介: サンライズカメラ スタッフ

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