[旅×フィルムカメラ第3弾] MINOLTA CLE作例ほか ガチのカメラ女子が行く北海道3泊4日の写真旅!
旅好きな私が、フィルムカメラやオールドレンズを相棒として携え、出会った素敵な景色をお見せしていく連載。
本記事で早3回目となります。
どんだけ出かけてんねん!と言われそうですが、私の体力が持つ限り笑、まだまだネタは尽きる兆しは見えません。
今回は念願の人生初北海道へ行ってまいりました!
3泊4日でがっつり写真も撮ってこれたので、大きく2回にわけて記事を書いています。
本記事では、荷物を最小限に抑えつつ、フィルムカメラとミラーレスの2台持ちが良かったよ〜というお話や、旅を通して撮った写真をお見せします。
これからフィルムカメラを持って旅をしたい人が想像しやすいような、手触り感のある記事を目指して執筆しました。
今回の旅で撮影したカメラ・レンズは
- MINOLTA (ミノルタ) CLE + M-ROKKOR 40mm F2(フィルムカメラ)
- SONY α7R(ミラーレス一眼カメラ ボディ)
- Nikon(ニコン) Ai NIKKOR 85mm F1.4S(オールドレンズ)
- Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S(オールドレンズ)
です。
【前回の記事はこちら】
[旅×フィルムカメラ第2弾] MINOLTA(ミノルタ) CLE+M-ROKKOR 40mm F2で気軽にレンジファインダーを楽しむ!(作例あり)
目次
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- ガチのカメラ女子が身軽さを重視した持ち物戦略
- フィルムカメラとミラーレスの両方を使い分ける
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- SONY(ソニー) α7R×Nikon (ニコン) Ai NIKKOR 85mm F1.4Sの作例
- MINOLTA(ミノルタ)CLEのフィルム写真作例
- MINOLTA(ミノルタ) CLEとα7Rで撮り比べてみた
- MINOLTA(ミノルタ) CLE・SONY(ソニー) α7Rを使い分けて旅をした感想
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
- 今回使用したカメラ・レンズ 簡単な解説
- まとめ
- 2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
ガチのカメラ女子が身軽さを重視した持ち物戦略
3泊4日の旅に持っていった機材
旅の前夜。
荷物をあれやこれやと準備している中、「レンズどれ持ってこうか?」「カメラ重たいけど高画質で撮りたいしなぁ」なんて、ぶつぶつぼやきがちなそこのあたなっ!
めちゃくちゃ気持ちわかります。うむ。
参考になるかわかりませんが、今回私なりの荷物戦略が見事成功に終わったので、シェアさせて頂こうと思います。
3泊4日の旅で、荷物はざっとこんな感じ。
- カメラ用リュック1つ
- カメラ2台
- レンズ2本
- フィルム5本
移動手段は、往復の飛行機と、現地レンタカー&列車、という感じでしたので、なるべく身軽にしたく。
あとは飛行機が価格の安いLCCだったので、機内の持ち込み手荷物は7.0kgまでという制限付き。
これでギリギリいけました!
現地ではリュックを預けたり置いたりして、身の回りはこんな感じで、右手にSONY α7R・左肩にMINOLTA CLE・小さめポチェットというスタイルにて。
(カヌー乗船後の服装にて)
だいぶコンパクトで、長靴で野山を駆け回れるくらいの身軽さ。(駆け回りませんでしたが)
2台持っても全然軽いし、さっと写真が撮れてすごくやりやすかったです。
今回持っていったカメラとレンズ
具体的に、持っていったカメラとレンズはこちら。
<フィルムカメラ>
- ボディ:MINOLTA(ミノルタ) CLE
- レンズ:M-ROKKOR 40mm F2
<ミラーレス×オールドレンズ>
- ボディ:SONY(ソニー) α7R
- レンズ:Nikon(ニコン) Ai NIKKOR 85mm F1.4S
- レンズ:Nikon(ニコン) Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S
フィルムカメラはMINOLTA CLE
第2回でも使用した、旅に持っていくべきおすすめカメラでとってもコンパクトで軽量なレンジファインダーカメラでもある「MINOLTA(ミノルタ) CLE」。
↑はSONY(ソニー) α7R× Nikon(ニコン) Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sで撮影
↓詳しいスペックはこちらから
↓こちらの記事でもMINOLTA CLEをベタ褒めしています。
[旅×フィルムカメラ第2弾] MINOLTA(ミノルタ) CLE+M-ROKKOR 40mm F2で気軽にレンジファインダーを楽しむ!(作例あり)
SONY α7R + Nikonのオールドレンズ2本
それと、今回初めて使用する、オールドレンズと組み合わせ抜群なミラーレスカメラ「SONY α7R」も携えての旅。
専用マウントアダプターを取り付けて、Nikonのオールドレンズを2本、装備するスタイルです。
もっていったオールドレンズは
- Ai NIKKOR 85mm F1.4S
- Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S
の2本です。
ちなみにオールドレンズとは、昔のフィルムカメラの時代に作られた、古い中古レンズのことです。
オールドレンズの魅力については、こちらの記事をぜひ読んでみてくださいね^^
フィルムカメラとミラーレスの両方を使い分ける
今回の旅は、フィルムカメラとミラーレスの二台持ちでした。
その理由とは?
ガチカメラ女子が旅でデジタル一眼レフを持たない理由
まず前提として、今回の旅にはデジタル一眼レフは持っていかないことは決めてました。
フィルムカメラとオールドレンズの専門店なのでそりゃそうじゃろって感じですが笑、理由はシンプルに、”重たい”!
上の写真は、ミラーレスと私が普段仕事で使用しているCanon 5D markIIIを並べてみたところ。
本体だけで約860gもあり、レンズを含めると1.5kg超え、それを2台持つとなると本当にずしっとクルのです。
厚みだけでもこんなに違うので、体感としては本当に身軽!
描写は素晴らしいのでぜひとも旅の写真もこのカメラで撮りたい気持ちも無くはないのですが、デジタルカメラだとつい大量生産してしまい、あとで整理が大変・・・
何よりフィルムカメラは”一枚への真剣味”がより増すことも考えると、今回はフィルムカメラをメインで使いたいという結論に至りました。
フィルムカメラを「MINOLTA CLE」に決めた理由
なるべく荷物はコンパクトに、でもやっぱり描写力の高い写真を撮りたい!
そんな要望に対して、スパッと迷いなく店長がおすすめしてくれたのが、「MINOLTA(ミノルタ) CLE」。
(↓前回の静岡旅でも使用しました!)
[旅×フィルムカメラ第2弾] MINOLTA(ミノルタ) CLE+M-ROKKOR 40mm F2で気軽にレンジファインダーを楽しむ!(作例あり)
大きな特徴としては、
- Mマウントで、ライカレンズをはじめ多くのレンズが使える
- 絞り優先オート機能付き
という点。
そして使い勝手の側面からいうと、MINOLTA CLEはとにかく軽い!そして見た目も超おしゃれ。
今回使用したM-ROKKOR 40mm F2は描写力も全く不満ありません。MINOLTA CLEはどこへでもお供にしたくなる優秀なカメラです。
フィルムカメラを旅先で使う時のデメリット
でもフィルムカメラを旅で使うデメリットとしては、1本撮りきるまでISO感度を変えられないという点かなぁと。
場面によっては撮ることを諦めなくてはならないかもしれないなぁ〜と。
身軽旅なので、三脚も持っていきたくないし、何個もカメラを持っていくのは重いし、ちょうどよく夜までに撮りきって高感度フィルムに変えるってのも不確実だし、そもそも高感度フィルムはそんなにお財布に優しくない〜・・・
といったダラダラ不安を解消すべく、今回初めて、サンライズカメラでも絶賛おすすめしている「ミラーレス×オールドレンズ」にもチャレンジしてみることにしました。
ミラーレス×オールドレンズを使うメリット
ミラーレス一眼カメラのSONY α7Rを、もう1台のお供にした理由は以下。
- デジタル一眼レフより軽い
- wifi付きなので、データをすぐ飛ばせる
- 夜や暗い場所でもISOを調整して撮影できる
- 撮りたい画角によってレンズ交換をできる
さまざまなレンズを交換できるという点でいうと、
今回、MINOLTA(ミノルタ) CLEの40mmだけだと物足りなく、別の画角も欲しい!と思い、SONY α7Rに、欲しい画角をカバーするオールドレンズを付けて、足りない画角を補う形にしたというわけです。
個人的に一番描写が好みな中望遠としてAi NIKKOR 85mm F1.4Sと、食べ物や、モノの質感をできるだけアップで撮りたくて、マクロレンズ(マイクロレンズ)のAi Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sを選択しました。
要は、フィルムカメラの良さはもちろん重々承知なんだけども、デジタルカメラの便利さも同時にいいとこ取りしたい!
そんなわがまま心から、両方持っていった次第であります。
今回のα7Rは、最初のSONY α7を「ローパスレス」にしたモデルのようですが、そのほかにも――
中古で廉価なフルサイズのミラーレス機が欲しい方にはSONY α7が。マウントアダプターでミラーレス一眼カメラにオールドレンズを取り付けたところ
↑ミラーレス一眼カメラのSONY α7Rには、「マウントアダプター」というものをレンズとボディの間に挟むことで、古きも新しきも、本当に様々なメーカーのレンズを付け替えることができるんです。
今回はどちらもNikon Fマウントのレンズということで、FマウントをSONY Eマウントへ変換するアダプターを使いました。
フィルムカメラとミラーレス×オールドレンズの比較が面白い!
今回フィルムカメラとミラーレスとの違いや、レンズによる描写の違いなど、色々な比較が楽しめたので、それぞれの作例をちょっとづつ挙げていきます。
普段はレタッチをしたりしますが、なるべくわかりやすくすべて無修正のものを載せています。
それでは、作例を見ていきましょう。
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
SONY(ソニー) α7R×Nikon (ニコン) Ai NIKKOR 85mm F1.4Sの作例
まずはミラーレス一眼カメラ×オールドレンズの作例から!
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sは、Nikon(ニコン)の定番中望遠レンズですね。
Ai NIKKOR 85mm F1.4S
一番好きな画角かもしれない、85mm。
結構重ためな大口径レンズ。
特にミラーレス一眼カメラにつけると頭でっかちな感じがなんかおかしく感じちゃうのですが、F1.4でだいぶ明るく、文句なしの描写でした!
ピントがくっきりした衝撃的な描写
↑最初に撮影した写真。
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sで撮った写真の一発目がこれで、結構衝撃でした。うまく言葉にできないのですが、圧縮具合が大げさと言いますか、ピントの合っている場所とそうでない場所とが非常にクッキリと分かれている気がします。
確か絞り開放のF1.4で撮っているので、被写界深度の浅くなるのはそうなのですが。
ミラーレス一眼カメラの方がグラデーションが緩やかな気がします。
↓こちらの方がわかりやすいかも!先の地面にピントを合わせたのですが、その前後がスマホアプリで修正したみたいな、ちょっと不自然なボケ。
オールドレンズは絞り開放で撮ったときに特徴がでやすいと先輩スタッフに聞いておりましたが、なるほど頷けます。
↑とても優しい目をしたお馬さん。ピントに合わせた顔以外の奥の体の方は、色味がかなり白っぽくなっていますね。
キラキラ摩周湖。かな〜り遠くの峠から湖の縁にスポットを当てて撮りました。
周辺露光量も少し落ちるので、ただ平面な絵をとってもなんだかドラマチックに見えます。
甘かった〜回転寿司で回ってるやつとは訳が違う!これで100円!オレンジ色がみずみずしい。
湿原カヌーのガイドさん。一瞬の人の表情を撮るのが一番好きで、撮らせていただいたのですが、なかなかすぐにピント合わせができずに、逃した!と思うことばかり^^;
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sは中望遠レンズなので、やっぱりマニュアルフォーカスは難しめですね。
マニュアルフォーカスのレンズで瞬間瞬間を収めるには、やっぱりまだまだ訓練が必要そうです。
SONY(ソニー) α7R×Nikon (ニコン) Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sの作例
続いては、ミラーレス一眼カメラ×Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sの作例。
こちらも、定番中の定番のマクロレンズ(Nikonでは「マイクロレンズ」)ですね。
あり地獄のような形状。だけあって、(だけあって?)写りは最強でした。
実は私、初めてのマクロレンズ。
デジタルカメラでも使ったことがなかったので、それはもう感激の嵐。
普通に55mmとしても幅広く使えるし、感動したポイント1点にピントを合わせた時の、非日常的な描写はやっぱりかっこいいですね。
いろいろなものをマクロで撮影してみた
↑鹿肉〜。ぼってりとした肉の厚み、ジューシー感が表現できていますでしょうか・・・?
手前の柚子胡椒orお塩がまた最高でした。
↑ユースホステルの壁にて。
↑今にも鹿やキツネが現れそうな窓辺。(実際現れるんだと思う。)
↑ログハウス。暗くてISO200〜400のフィルムカメラでは撮れず、夜はミラーレスを重宝しました。
↑さんまさんっ
↑とてもくっきり映っていて、レンズの描写力は本当に素晴らしい。
以上2本のレンズでも十分だったけど、欲を言えば・・・。
大自然の絶景を広々と写す広角レンズや、遠くにいる野生動物を写すために超望遠レンズも欲しかったかなぁと。
でもでもやっぱり身軽さを重視したかったので、レンズは2本に厳選して正解でした!
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sで遠景も撮影してみる
↑止まり木に鷲(たぶん)。めったに無い光景だそうで!!
↑湿原に佇むタンチョウのつがい。ちょっとでも近づくとすぐ逃げてしまうそうなのですが、結構長い時間見ることができました!
もっと近くで見たい気もしますが、実際に見た目に近い方が、記憶にも近しいし、こ以上近づいてはいけない自然の生き物達の威厳をも感じられ、これはこれで良い思い出かなと思います^^
MINOLTA(ミノルタ)CLEのフィルム写真作例
続いては、MINOLTA(ミノルタ) CLEで撮影したフィルム写真の作例。
今回のフィルムを現像してもらって写真を見た第一印象は「すごく青緑っぽくて幻想的だなぁ」という感じ。
霧の多い道東の雰囲気にもマッチしたと思います!
フィルム写真の作例には道東の空気感が!
MINOLTA(ミノルタ) CLEとα7Rで撮り比べてみた
あとは、これは少しマニアック路線ではありますが、ミラーレス一眼カメラ+オールドレンズの描写と、フィルムカメラでの描写の撮り比べというのも、とても面白いんです。
↓ちなみに、このサイトではこんな感じで撮り比べの記事も沢山アップしております。違いがわかると、さらにカメラやレンズの個性が楽しめますよ!
[オールドレンズ撮り比べ14] Canon New F-1 / New FD 50mm F1.4の実力をまだあなたは知らない(作例あり)
同じシーンでも、両方のカメラで撮ってあとで見比べてみると、へぇ〜!って感じで非常に面白かったです。
ミラーレス一眼カメラ+オールドレンズ VS フィルムカメラ 作例
それでは、レンズの焦点距離は違いますが、フィルムとデジタルでどんなふうに雰囲気が違うのかご覧ください!
↑フィルムカメラMINOLTA CLEにて撮影
↑ミラーレス一眼レフカメラ SONY α7R+Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sで撮影
↑フィルムカメラMINOLTA CLEにて撮影
↑ミラーレス一眼レフカメラ SONY α7R+Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sで撮影
↑フィルムカメラMINOLTA(ミノルタ) CLEにて撮影
↑ミラーレス一眼レフカメラ SONY(ソニー) α7R+Ai NIKKOR 85mm F1.4Sで撮影
フィルムとデジタルの描写の違い
大きな違いとしては、「色ぬりの濃淡」、「粒状性(ざらっと感)の強弱」かなぁと私は感じましたが、みなさんはどうでしょう?
作風の好みは十人十色だと思うので、より潜在的に思い描く自分の好みを見つけるためには、色々なカメラやレンズを試して比較してみるが良さそうですね!
MINOLTA(ミノルタ) CLE・SONY(ソニー) α7Rを使い分けて旅をした感想
てなわけで、フィルムカメラのMINOLTA(ミノルタ) CLEと、ミラーレス一眼カメラのSONY(ソニー) α7Rとの使い分けが、なかなか良い感じだったよ〜というお話を中心にさせていただきました。
感想をまとめると、こんな感じ。
↓
・携帯性の良さ・軽さ・描写の良さを兼ね備えたフィルムカメラを探しているなら、MINOLTA(ミノルタ) CLEは俄然おすすめ。
・夜や暗い場所でも撮影したいなら、ミラーレスカメラ×オールドレンズも持っていくと非常に便利です。
・量産できるデジタルカメラより、1枚の重みを感じられるフィルムカメラは、旅に最適です!
本格的な作品撮りを目的として旅をするのであれば、もっと装備が必要かもしれませんが、おそらくこのブログを読む方は、
「気軽さ」を重視している方が多いんじゃ無いかな〜と思い、今回同じように「気軽さ重視」な私の経験をシェアさせていただきました。
自分だけの「リアル」な実体験を残すならフィルムカメラ
「気軽に」と言っても、ただ記録するだけの写真の撮り方というのは私はどうも解せないのです。
写真の楽しみ方は本当に人それぞれですので、個人的な一意見として聞いてほしいのですが・・・
例えば有名な観光地でパンフレットに載っているような誰が撮っても同じような写真を撮ったり、
目の前に在るもの・動いているものには心を向けず、写真を撮ることが目的になってしまったり、
それってもったいないなぁと思ってしまうのです。
”自分だけの表現”をしたい!
そのためには、自分なりにそこで体験したこと、感じたことを私は蔑ろにしたくないなぁと。
写真を撮る事に集中しすぎると、目の前で起きていることに意識が向けられなくなるという危険性は、常に仕事で写真を撮っていても感じています。
旅に置き換えても、写真を撮るために旅をするのではなく、その土地の空気や景色を五感で感じること。出会った人と会話すること。
そういったリアルな実体感を味わうことが旅の醍醐味であり、タイミングが合えば写真にも残す、くらいの気持ちで”気軽に”写真を楽しみたい人にとっては、1枚1枚を大切にできるフィルムカメラがきっとピッタリだと思います^^
かくいう私も、学生時代なんかはスマホやデジカメで何百枚も撮ってしまい、結局見返さない写真ばかり、、、という感じでしたので、その戒めの気持ちもあります。笑
36枚撮りフィルム5本撮りきっても180枚。1日1本36枚。
本当に残したい景色にしっかり目を向けることができました。
フィルムカメラを持って旅をする。
ほんと最高ですよ!これはきっと、辞められないな。
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
オールドレンズを楽しむのにも最適!写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!!
写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品!
FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン!
どこでも持ち歩ける相棒です。
今回使用したカメラ・レンズ 簡単な解説
ここからは、中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラ スタッフが、今回作例を撮影したフィルムカメラ・オールドレンズについて簡単に解説します。
MINOLTA(ミノルタ)CLE + M-ROKKOR 40mm F2
MINOLTA(ミノルタ)CLEは日本のミノルタが製造した、レンズ交換式のレンジファインダーカメラ。
同社がライカ(ライツ)と提携して製造したライカCL(ライツミノルタCL)の流れをくむ、ライカMマウントのカメラで、絞り優先AEが可能なのが特徴です。
詳しくは「旅×フィルムカメラ」シリーズの前回の記事と、カメラ紹介記事で解説しています。
[旅×フィルムカメラ第2弾] MINOLTA(ミノルタ) CLE+M-ROKKOR 40mm F2で気軽にレンジファインダーを楽しむ!(作例あり)
Ai NIKKOR 85mm F1.4S
マウント | Nikon Fマウント |
構成 | 5群7枚 |
メーカー | 日本光学・ニコン |
新品時価格 | 107,000円(税別、終売時) |
※参考文献:「AI Nikkor 85mm F1.4S – マニュアルフォーカスニッコールレンズ | ニコンイメージング」(2022年3月29日閲覧)
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sは、日本光学(ニコン)の中望遠レンズ。
焦点距離が85mm付近の中望遠レンズとしては、ニコンだけでなくすべての中望遠の中での定番中の定番といえる製品です。
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sは開放F値がF1.4ということもあり、フィルター径72mmの大柄な鏡筒。
今回使用したようなSONY α7系ボディだけでなく、光学ファインダーを持つNikonのデジタル一眼レフカメラとの組み合わせでも映えること間違いありません。
もちろん、Nikon Zシリーズのボディ+Ai NIKKOR 85mm F1.4Sで撮影するのもいいですね。
発売が1980年代ということもあって、マニュアルフォーカスであること以外は文句なしの性能です。
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sを中古で買うなら
多くのユーザーに愛用されてきたこともあり、Ai NIKKOR 85mm F1.4Sは中古市場での在庫も豊富で、このような高価格帯のもののなかでは中古購入しやすい部類のレンズだといえるでしょう。
ただし、明るい中望遠など特徴的なスペックのレンズは、中古価格が上昇基調。
もし探しているなら、よい状態の中古を見つけたら買いかもしれません。
Ai NIKKOR 85mm F1.4Sの関連記事
当サイトでは、Ai NIKKOR 85mm F1.4S以外にも日本光学・ニコンの中望遠レンズの作例をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
AF NIKKOR 85mm F1.4D
【オールドレンズ探訪記】Nikon AF NIKKOR 85mm F1.4D 表現力がワンランク上がる1本。(作例あり)
NIKKOR-H Auto 85mm F1.8
[オールドレンズ探訪記] Nikon(ニコン)Nikkor-H Auto 85mm F1.8(非Ai)は撮影する者の意図を表現してくれるレンズ(作例あり)
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S
マウント | Nikon Fマウント |
構成 | 5群6枚 |
メーカー | 日本光学・ニコン |
新品時価格 | 63,250円(税込み、終売時) |
※参考文献:
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S – 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S – 主な仕様 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング
(2022年3月29日閲覧)
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sは、こちらも定番中の定番のマクロレンズ(マイクロレンズ)。
Nikon(ニコン)の35mm判の民生用に市販されているマクロレンズは、マイクロフィルムの複写を用途として想定していたことから「マクロ」ではなく「マイクロ」を名乗っていることがよく知られています。
Nikon Fマウントのマイクロニッコール55mmはF3.5にはじまり、Ai化後にF2.8となりました。
その後、マニュアルフォーカスのニッコールレンズのラインナップが縮小されてからも、2010年代になってもAi Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sは新品での販売が続いていました。
マイクロニッコールといえば精密な解像力で有名。
フィルムの時代には硬いといわれたこともあったようですが、今回使用したミラーレス一眼カメラのように高解像度のイメージセンサーが用いられるようになった現在では、そのことはむしろアドバンテージともいえます。
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sを中古で買うなら
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sは製造期間が長く、しかもマクロレンズ最初の1本として購入される場合も多かったことから、中古市場ではよりどりみどりです。
あくまで主観ではありますが、このシリーズで紹介しているレンズのなかでも、もっと中古購入しやすいもののひとつだといえるでしょう。
しかもAi Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sは中古価格も安く、1万円台も出せばかなり状態のよい中古を購入可能かと思います。
製造期間の末期に製造されたものはコーティングなども改良されているようなので、シリアルや外観の仕上げ(末期のものは、数字の10を丸矢印で囲んだマークが記載されている)で製造時期が新しい中古を選ぶのもよいかもしれないですね。
ただし、中古価格が安いものは使い込まれてボロボロの場合もあるのでご注意を。
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sはオールドレンズの定番として、持っていて絶対損はしないレンズです。
Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S 関連記事
当サイトではAi Micro-NIKKOR 55mm F2.8Sのほかにも、日本光学/ニコンのマイクロレンズの作例をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S
[オールドレンズ探訪記] 中望遠マクロレンズ対決!Nikonか?CONTAXか?PENTAXか?撮り比べてどのレンズの個性が一番かを決めてみた
Micro-Nikkor P.C Auto 55mm F3.5
【闇鍋オールドレンズレビュー】第2回 Micro-Nikkor P.C Auto 55mm F3.5 マクロレンズで花を撮る
SONY α7R
SONY α7Rは、SONY(ソニー)のミラーレス一眼カメラ。
初代α7系の、高画素・ローパスフィルターレス仕様機です。
初代SONY α7系の機種はすでに発売から時間が経っていますが、その分中古価格もこなれています。
とくにこのα7Rは、ローパスフィルターのないフルサイズ機としては最も安い価格帯で手に入れることができるものだといえるでしょう。
初代α7系ならではのスタイリングも「普通のカメラ」に戻った後継機に比べ尖っていて好ましく感じます。
ボディ内手振れ補正こそついていませんが、価格が手ごろなオールドレンズの母艦としてまだまだ使い続けることができる機種です。
サンライズカメラ公式Webサイトではミラーレス一眼カメラのボディも中古で販売しています。
ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、フィルムカメラのMINOLTA CLEと、ミラーレス一眼カメラ+2本のオールドレンズで作例を撮影しました。
取り回しがよくフィルムカメラの魅力を引き出せるMINOLTA CLE+M-ROKKOR 40mm F2。
中望遠レンズならではのボケを楽しめたAi NIKKOR 85mm F1.4S。
そしてマクロレンズの楽しさを教えてくれたAi Micro-NIKKOR 55mm F2.8S。
どれも個性がいっぱいでした!
旅×フィルムカメラ 次の記事はこちら
では、次回もお楽しみに。
次の記事も、北海道旅での作例をご紹介します!
【MINOLTA CLE作例ほか】ガチカメラ女子が行く、濃厚な4日間の北海道道東エリアの旅! 【旅×フィルムカメラ第4弾】
2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!
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