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[フィルムカメラ遊泳記 第9話] フィルムカメラの4つの魅力とは?初心者が感じた「良さ」について

フィルムカメラの4つの魅力とは?初心者が感じた「良さ」について【フィルムカメラ遊泳記 第9話】 

初心者の私がフィルムカメラを初めて手にしてからの話、今回で最終話となります!

最初は七不思議に始まり、右も左もわからないまま泳ぎ出したフィルムカメラの世界。
体感してみて・・私まだまだこの大海原を泳ぎ続けていきたいぞ!という気持ちで溢れています。

フィルムカメラに長く通じてきた方にしかわからない境地は、まだ私にはわらかないかもしれません・・

しかし!
素人ならではの視点で、みなさんにより近い目線になった上で、フィルムカメラの魅力というのを最後の最後まで絞り出したいと思います。

  • これからフィルムカメラにチャレンジしてみたい!
  • フィルムカメラはどこが良いの?
  • デジタルカメラとの違いって結局何?

そんな方に読んでいただければ嬉しいです^^

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

フィルムカメラの魅力

それでは、初心者の私がフィルムカメラで撮影してわかった「フィルムカメラの魅力」について綴ります。

魅力1:味のある表現ができる

やはりここは外せない大きな魅力の一つです。
最近のスマホやデジタルカメラでもすごく綺麗に映るけど、どこか味気ない。

「もっと何かクセがほしい」「自分なりの表現したい」

そんな風に思っている方には、フィルム独特の色味や描写をぜひ体感してもらいたいです!

魅力2:デジカメより操作が理解しやすい

私の勝手な妄想ですが・・・

デジタルカメラはインテリで仕事が早い。こちらが頼まなくても「あ、それやっときましたよ。」なデキるヤツ。

一方フィルムカメラは、素直で実直な性格。まっすぐすぎる点がたまに傷だが、長く大事にされ、愛されるヤツ。

そんなイメージがあります。
確かに、今のデジタルカメラは多機能で高性能、どんな希望も叶えてくれるキャパがありますが、使えるアイテムが多すぎて扱いきれない感も否めない。

デジタルカメラ批判ではありません、現にデジタルカメラの恩恵を存分に受け、生業をなりたたせている私です。

フィルムカメラは一見とっつきにくそうですが、案外操作方法は覚えてしまえば難しくありません。
プロとして現場で使っていくにはある程度のスキルが必要になっていきますが、「カメラで自己表現を楽しみたい!」と思っている人なら普通に扱える機材です。

それもそのはず、昔は子供でもフィルムカメラを使っていたり、プロではなく一般の人も使っていたのです。
なんとなく「フィルムカメラ=玄人向け」というイメージが先行してしまいますが、当たり前ですが誰でも楽しんでいいのです!
私には、フィルムカメラの方が合っているな~と、感覚的に思いました。

カメラというものがなにをしているのかがわかりやすい。
フィルムカメラの大きな魅力のひとつです。

魅力3:見た目がおしゃれで持ち運びたくなる

シンプルに見た目がレトロでおしゃれ!
これも大きな魅力です!

昔のフィルムカメラの外装は金属で作られているものが多く、持ったときの質感も本物感を感じられます。
プラスティック製のカメラと比べると、やっぱりカメラそのものが放つ魅力性が違うな〜ってなります。
カメラを使わずに保管したり、飾ったりするのも良いかもしれませんが、やっぱりカメラは使ってあげたい。

写真を撮る楽しみを知るためには、気軽に持ち出したくなる存在であることも必要な気がしています。
ファッションとして、ステータスとしてでも、入りとしては十分だと思います。

魅力4:カメラの基本を学べる

これも魅力のひとつ。
フィルムカメラの機能・構造を考えていくうちに、カメラの基本について学ぶことができると思います。

私は写真学校に通ったこともなくほぼ独学かつ実践の中で勉強してきたのですが、フィルムカメラの機械的な操作方法などに触れる中で、もっとデジタルカメラへの理解も深めたい!と思うようになってきています。

いきなりオートモード搭載のデジタルカメラを買ってみたけど、
「カメラに自分の技術が追いつかない!」「機材負けしてしまって恐れ多く感じる。」
という声もよく聞きます。
そんな方にこそ、一旦フィルムカメラを触ってみてもらうと良いかもしれないな~なんて思ってます!

逆にイマイチなこと

個人的には全然気にならない点で、むしろイマイチな点こそフィルムカメラらしさで、魅力と言い換えることもできるのですが、一応俗に言われているイマイチな点も挙げさせてもらいます。

そしてできる限りそんな不安を解消したいと思っているサンライズカメラからのご提案コンテンツも、ぜひ参考にしてみてください!

何を買って良いのかわらかない

私はこの悩みで、興味あるけどなかなか手を出せない存在がフィルムカメラでした。
私が1台目をどうやって選んだのか、下記記事を参考にしてみてください。

初心者向けおすすめフィルムカメラの選び方! カメラ店主が徹底解説!【フィルムカメラ遊泳記 第3話】

おすすめの関連記事

初心者の方へおすすめのフィルムカメラは、こちらの記事で詳しく解説しています。
フィルムカメラには、今回使ったNikon New FM2以外にも魅力ある機種がたくさんありますよ。
ぜひ併せてご覧ください。

【2024年版】フィルムカメラ専門店が選ぶ初級者におすすめの中古フィルムカメラ15選

中古で買うことへの不安

買って不良品だったらどうしよう、、という不安はやっぱりありますよね。
ただでさえ使い方がわからなず、機材が正常か異常かどうかの判断も難しい!

でも実は、デジタルカメラよりもフィルムカメラの方が、修理がしやすく直りやすいというメリットもあるんです。
ジャンク品を購入して自分で修理して使うという人も結構いるそうで・・!

とはいえ初心者の方は、とにかく最初は安全に確実に使えるものを選びたいですよね。
サンライズカメラでは随時沢山の商品をご用意していますが、全てプロによって検品・必要があれば修理を施された状態で販売しており、購入後の返品保証もついているので安心です。

おすすめの関連記事

今まで17,000台以上の商品を取り扱ってきたサンライズカメラのスタッフが、ご相談に乗ることもできますので、下記記事もぜひ参考にしてみてください。

プロ直伝!通販&店舗で中古レンズを買うときの注意点・選び方

「フィルムカメラ大全集」というブログカテゴリでは、各機種について詳しく解説しており、中古で買う際の選び方についても触れています。
すでに購入したい機材が決まっている方は、こちらのブログもおすすめです!
もしかしたら、まだ知らない魅力的な機種と出会えるかも?

ランニングコストがかかる

35mmフィルム

フィルムを毎回買って、現像してもらって、都度都度かかる費用を考えると、気軽に大量撮影をできない気がしますね・・!

ですが、「無駄にしたくない!」と思えば思うほど、1枚に対する真剣味も変わってきますし、その結果良い作品が生まれるかもしれません。

昔は家1軒建てるのと同じくらいの値がしたと言われるカメラ、それに比べたら現代は中古市場も充実していますし、機種によってはかなりお手頃で手に入ったり、フィルムも年々値上がりこそしていますが、それでも法外な金額ではありません。

ネットショップを利用できたりと、こんな便利な時代に、往年の宝の山を所有できると考えれば、対価としては高すぎることはないのではないでしょうか?

最初にかかる初期費用の目安については、こちらの記事もご参照ください。

フィルムカメラ初心者がまず用意すべき9つの必須アイテム【フィルムカメラ遊泳記 第5話】

フィルムを撮りきるまでは同じISO感度で通さないといけない

感度

室内と屋外を行き来したりする場合など、毎ショットでISO感度を変えられないとちょっと不便かもしれません。

2台持ちして、感度別に使い分けてもいいですね。

フィルム1本で36枚撮れるとしたら、日中にはISO100で撮りきって、夜の散策時には次の高感度フィルムを装填する、という風に使い分ければいけそうな気もします。

自分がどれくらいのペースで1本撮りきれるのかも感覚が掴めてくれば、持ち出すフィルムも選べるようになると思うので最初は慣れていきましょう。

仕事として使うには・・・

私が普段撮影しているのが動き回る子供ちゃんなので、連写やとっさの一瞬を収めるには難易度が高く、家族写真を撮る仕事ではフィルムカメラを使うことは現時点では難しいな〜と。
でももともとプライベート用としてフィルムカメラに興味があったので、日常の暮らしを記録したり、旅先の思い出を残すために使うにはぴったりだと感じています!

生きるためにフィルムカメラが活きる

ここまで、フィルムカメラの魅力と、難しいところについて書いてきました。

大げさかもしれませんが、生きていく上で大切なことをフィルムカメラは教えてくれる気がします。
情報過多で、常に変わり続けるちょっと忙しなく感じる今のご時世にこそ、大切なことがあると私は思うんです。

自分が大切にしたい感性・価値がわかる

例えば、この公園で気になったものを撮影してきてくださいと言われ、二人の人が出かけるとする。
同じ場所でも、きっとそれぞれ全然違う写真になります。

どんなものに、ことに、景色に魅力を感じるのか。
同じ花を撮っていたとしても、アングルや構図が違っていたり、撮る人によって変わってくるでしょう。
それは、撮る人の感性が作品に反映されるからです。

枚数制限なく撮れると、つい観光地で見たもの一通り撮りまくっていませんか?

フィルムカメラの制限ある中で、こだわりの一枚を残そうと思うと、自然と五感をフル活用しながら、きっとより自分が大切にしたい価値がわかってくると思います。

新しいこと・知らないことにチャレンジ

一概には言えませんが、今の時代だと、デジタルカメラを買うより、フィルムカメラを買う方が少々ハードルが高いように思います。
スマホでいいや、今のカメラでいいやと、現状満足するも良し。
ですが、ちょっと写真の世界にもう少し足を踏み入れて、フィルムカメラの世界にチャレンジしてみると、見える景色が変わってきます。

日々の生活にちょっぴり変化を加えたり、新しいことにチャレンジして成長していくことに、人は喜びを得るものではないでしょうか?
きっと新しい魅力が生活の中に生まれるはずです!

”今”に集中。

フィルムカメラはまさに一撮入魂。
将来への心配とか、過去への後悔とか、そんなものを一旦忘れて今に集中するのは良いものです。
写真で”今”を残すことで、過去の記憶を呼び戻すことができたり、未来への活力になることもある。
じっくり”今”を味わいましょう。

手間をかけるということ

技術や科学の発達で色々なことが便利になり、一つのことにじっくり時間をかけ、手間暇かけるということが減っているように感じます。

だからこそ、手間をかけることこそが魅力的なんです。

全てのことに手間をかければ良いというものではありませんが、便利な世の中だからこそ、のんびり手間をかけることは心を豊かにしてくれると思うのです。
私も実際、フィルムカメラを使ってみて、写真を記録する過程で時間をかければかけるほど、思い入れも強くなるし、1枚の価値があがったような感覚がありました。

見るもの全てが被写体に

世界は美しい。見るもの全てが主役になりえる素晴らしい被写体なんだと、自然に思うようになります。
特別な日だけでなく、何気ない日常にも価値ある瞬間は溢れている。
だから私はこれからも写真を生活に一部に取り入れて楽しんでいきたいと思います!

終わりに。

フィルムカメラで初めて写真を撮ってみて。
深い深い大海原に、ほんの少しだけ足を踏み入れただけかもしれませんが、そこには私の好奇心をそそる魅力的な景色が確かに広がっていました。

現像後の写真を見るのが本当に楽しみで、写真を撮る楽しさの初心に戻ることができました!

ブログを読んで下さった方は、これまで私の文章力も写真スキルも未熟な私の発信に触れてくれて、ありがとうございました^^ここまで書いてきてすごく楽しかったです!
今後は、様々なフィルムカメラやオールドレンズを使用した感想や作例を紹介したり、SNSやYouTubeなど多方面からサンライズカメラの活動に関わらせていただく予定です。

サンライズカメラでお伝えしたい想いは、一人でも多くの人に、自己表現を楽しんでもらいたいということ。

私自身も、いち表現者として表現を全力で楽しみながら、みなさんとこれからも遊泳してけたら大変嬉しいです^^
次回早速次の連載、「旅×フィルムカメラ」の連載も企画中なのでぜひお楽しみに!

著者紹介: いくた りか

家族写真をメインに活動するフォトグラファー。
2020年より自己表現の幅を広げるべく、自己表現の幅を広げるべくフィルムカメラの世界に足を踏み入れました。
比較的若い世代にも、クールで味わい深いフィルムカメラの良さを気軽に楽しんでもらえるよう、同じ目線で綴っていきます。

▼さくらふ写真HP
https://www.rikadono.com/rikadono/

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