[コラム] 黒いカメラ、白いカメラ、鮮やかなカメラ
カメラの外装の色は昔から黒か銀色と相場は決まっていましたが、現在のデジタル一眼レフでカラーバリエーション展開は一般的。流行は純白のボディでしょうか。
90年代に流行著しかったチタン外装も忘れることはできません。
そして、鮮やかなカラーで身をまとったものも古くから存在していました。
レトロなカラフルボディの名機、「フジペット」&「Canonカラーデミ」
複数の色がラインナップされたカメラの筆頭といえばフジペット、黒のほかに、赤・青・緑・黄色という光・色の両三原色、そしてグレーという選択肢を提案したことは、日本のカメラマーケティング史に残るものでした。
フジペット自体のコンセプトも相まって、同機種はベストセラーとなります。
フジペットと同じく愛好家に有名なのは、Canon カラーデミです。
フランス語で「小さい」という意味から名づけられたハーフサイズカメラを、更に赤・白・青の貼り皮で彩ったものです。
フジペットやカラーデミは主に貼り皮の色で差別化していましたが、1980年台になると、コニカC35EF3やキヤノン スナッピィ20といった、ボディ全体がカラフルに彩られたものが現れます。
ボディがプラ製となり、成型色で変化をつけられるようになった時代ならではでしょう。
C35EF3はC35シリーズの最後を飾る名機として名高く、最高のスナップシューターに仕上がっています。
プロが使うカメラに黒が多い理由
先にあげた簡便な機種にカラフルが多いのはなぜか。
それは、カメラが黒いことには、実用的理由があったからだと考えられます。
もしも被写体に光を反射する部分があった場合、色のついたカメラを使うと、カメラ自体が写り込んでしまうのです。
だから、プロの使うカメラは黒いものが多いのでしょう。
逆に、白い望遠レンズにも放熱という実用的な理由があります。
もちろん仕事で使うのでなければ気にする必要はあまりないかもしれません。でもどうせカメラを買うならば、プロと同じものがよいと考えてしまうのが人情、高級一眼レフのほとんどは、黒いボディになっています。
私自身、やはりデジタル一眼レフは黒いボディのものを愛用しています。だからこそ、銀色のフィルムカメラを持ち歩くのが格好良くみえるのかもしれません。
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