写ルンです
2019.04.04
富士フイルムが1986年から販売しているレンズ付きフィルムのこと。
2010年代になりブームとなった。
使い捨てカメラと呼ばれたこともあったが、環境保護の文脈からの批判にさらされたことと、実際にはカメラ本体は回収してリユースしていることから、使い切りカメラ、レンズ付きフィルムなどと故障されるようになった。
非常に簡易的な構造だが、1枚のプラスチックレンズで可能な性能を最大限引き出すために、フィルム面の湾曲など各所に工夫が凝らされている。
当たり前のように自動巻止めやセルフコッキング、多重露光防止がついているので機構的には1950年代の35mm廉価機種よりもずっと上。
類似品が他社からも販売され、コニカの「撮りっきりコニカ」などが存在した。
「インスタントカメラ」という呼び名は本来チェキやポラロイドのことを指す単語で紛らわしいので、あまり使わないほうがよい。