レンズの名称
2019.04.06
メーカーによっては、レンズにメーカー名とは別の名称をつけていることがある。
たとえばデジタルカメラでは、ニコンの「ニッコール」(NIKKOR)や富士フイルムの「フジノン」(FUJINON)。
またカール・ツァイスの「プラナー」(Planar)や「ゾナー」(Sonnar)、ライカの「エルマー」(Elmar)や「ズミクロン」(Summicron)など。
かつては日本の他メーカーもレンズに名前をつけており、ペンタックスの「タクマー」(Takumar)やミノルタの「ロッコール」(ROKKOR)などがその代表格。
レンズ名というブランドをどれだけ重視するのかということはメーカーごとに考え方が異なり、1970〜1980年代にはあえてレンズに名称をつけないブランド戦略を選択するメーカーも多かった模様。
また、高級レンズにだけ特別な名称を付ける場合も見受けられた。
レンズ名の付け方には2つのパターン。
1つ目は、自社のレンズにはすべて同じブランド名をつけること。
上記ではニコンや富士フイルムが該当。
もう1つは、レンズの構成やF値により別々の名前を付けること。
たとえばカール・ツァイスはレンズの構成により、プラナーやゾナーなどの名称をつけている。
またライカではレンズの開放F値によりレンズの名称を定めている。